「本職は何ですか」−そう聞かれた経験を持つ楽団員が結構います。いまだに「オーケストラは趣味でやっている」と思っている人がおられるようですが、大阪センチュリー交響楽団のメンバーはれっきとした「プロ」。年間90回ほど演奏をしています。 「定期演奏会」は自ら主催する演奏会。定期会員やセンチュリーメイト会員、一般の音楽ファンに私どもの選んだ曲を聞いて頂き、「センチュリーへの演奏依頼」を考えるクライアントに実力を披露しようというものです。 「依頼公演」の場合を含め、楽団員は「合同練習」「本番」というサイクルで仕事をしますが、彼らの間では今も「さらう」という懐かしい言葉が生きています。楽団員はそれぞれ楽譜を自宅に持ち帰り、「おさらい」をしてから、オーケストラハウスでの合同練習に集まってくるのです。今日もどこかで、一人黙々と「さらって」いる楽団員が。 (大阪センチュリー交響楽団事務局長・出野徹之)