シニアのための情報新聞「フロンティアエイジ」
朝日新聞朝刊とともにお届けします。 フロンティアエイジ
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やるやん 米原 耕治さん(枚方市)
 
喜びをより多くの人に 心通わすラリー
 
   車いすの男性を相手に卓球に興じる米原耕治さん(66)の左腕は不自由だ。動かないといったほうがいい。ピンポン球を持つのも、ラケットを握るのも右手だ。左足も不自由だが、それを感じさせない自然な動きで、打ちやすい球を相手に返す。障害者スポーツ協会の中級指導員の資格を持ち、障害者や高齢者に卓球を教えているが「教えているのではなく、一緒に楽しんでいるんです」と笑う。

 くも膜下出血に襲われたのは52歳のとき。大手術の末、命は取り止めたものの医師からは寝たきりを宣告された。仕事が生きがいの会社人間だっただけに、何度も死を考えた絶望の日々。それが4年続いたある夜、テレビでアトランタ・パラリンピックの番組を見た。

 障害があっても生き生きと競技をする選手の姿に衝撃を受けた。「命があったことに感謝して、何かをしなくては」。やっと前向きに考えられるようになった。「動け」と一心に念じているうちに、手足がほんの少しずつ動かせるようになってきた。そして起き上がれた。

 大阪市の長居障害者スポーツセンターをたずね、いろいろなスポーツを見る中で卓球に最も興味を覚えた。球がだんだん当たるようになり、「指導者にならないか」と言われるまでになった。左半身はマヒしたままだが、卓球のおかげで肉がついてきている。

 枚方市を中心に活動している。さまざまな障害を持つ人たちに、体を動かす喜びと楽しみを味わってもらいたいと願って「そんなの無理だよ、できないよ」と尻込みしている人を卓球台に誘う。「一人ひとり状況は違います。でも相手の目を見て、心にピン球を放り込む気持ちで向かっています。言葉はいりません」

 自身の挑戦もまだまだ続く。なみはや国体の大阪府選手選考会で、砲丸投げに出場し2位になった。スペシャルオリンピクスの卓球ヘッドコーチを務め、講演依頼があればどこへでも出かけていく。

 家族の支えでいろんな人と出会い、支えられ、それがさらに人を呼び、道がひとりでに開けたという。「あきらめない・あわてない・ゆっくりと」をモットーに常に前向きな米原さん。そのパワーにふれて、生きる喜びを知る人が着実に増えていく。  (
 
 
恒例チャリティー展3日間なんば高島屋  
 
   歳末恒例の朝日チャリティー美術展が27〜29日、大阪・なんば高島屋グランドホールで開かれる。朝日新聞社と同厚生文化事業団主催。売り上げ金は社会福祉事業に充てられる。入場無料。

 日本画、洋画、版画、工芸、書家や各界著名人約1300人からの寄贈作品を展示し、入札・即売で頒布される。

 有名作家の作品が格安で入手できるチャンスとあってファンが多く、初日は午前9時から高島屋1階正面玄関で入場整理券が発行される。
 
 
トライ&エンジョイ TRY & ENJOY
 
  東京国際映画祭大賞 「ウィスキー」上映会
 神戸映画サークル協議会(TEL078・331・8538)が9・10両日、ハーバーランドの神戸市産業振興センターホールで催す。各日11時から4回上映。ウルグアイの靴下工場を舞台に同居を余儀なくされ、写真を撮るときだけ「ウィスキー」のかけ声で笑顔を浮かべる3人のおかしくて、哀しくて、素晴らしい日々をユーモラスに描く04年大賞作品。当日1500円(シニア1100円)。
 
  フリートークで探る独り住まいの楽しみ
 年齢に関係なくひとり暮らしの人が集まり、楽しいこと、悩んでいること、知恵やアイディアを出し合って自分に合った暮らしのヒントをつかむ集会が、9日18時半から大阪・天満橋のドーンセンターで。単身者の生活権を検証する会・関西(TEL06・6499・1274)主催。お茶代として参加費1000円。
 
 

分譲マンション運営・管理の無料相談会
 マンション管理組合の役員、組合員を対象に、豊中マンション管理士会(TEL06・6852・3549)が10日13時〜16時、阪急豊中駅ビル・市立市民活動情報サロンで開く。

 
  柳生街道と春日奥山自由参加ハイキング
 14日10時、近鉄奈良駅東改札口に集合し、剣豪たちが往来した柳生街道・滝坂の道を歩く。奈良・春日奥山の夕日観音、朝日観音など石仏群を訪ねながら石切峠茶屋、芳山を経て庭園美がすばらしい円成寺に至る12キロ。NPOエルダーホステル協会の会員グループ(左近一郎さん=TEL072・781・8527)主催。申し込み不要で、自己責任での参加。
 
  再起の平松愛理さん歌とお話で元気発信
 「部屋とYシャツと私」のヒットと阪神大震災支援ライブで知られ、2年間の休業から昨年再起した平松愛理さんが、17日14時から大東市総合文化センター(JR住道駅から5分)で「喜びも悲しみも、すべてがギフト」のテーマで語り、歌う。無料。手話通訳あり。同市主催で問い合わせは啓発推進課(TEL072・870・9061)。
 
  「民芸運動」の創始者柳宗悦を巡る特別展
 17日〜1月29日、京都文化博物館(TEL075・222・0888)。民芸運動の創始者として知られる柳宗悦。彼が出あって美意識に目覚めたとされる李朝白磁や日本各地の民芸品をはじめ、交流を深めた濱田庄司、バーナード・リーチら巨匠の作品を展示。1000円。
 
  「明石原人」発見者が調べた明石の歴史展
 18日まで、明石市立文化博物館(TEL078・918・5400)。西八木海岸で古人骨を発見した直良信夫が、明石に暮らした1924年から8年間に発掘調査し、研究した遺跡、遺物を中心にした歴史展。200円。10日13時半から考古学者の春成秀爾氏の講演「直良さんの明石時代」も。定員100人。
 
  いつまでもあると思うな親とコメシンポ
 稲作農家の高齢化が進む一方で若者は米離れ。パン原料の小麦もほとんど外国産。そんな今を、佐藤喜作氏の講演「食の自給とエネルギーの自給」と、槌田劭、金子美登、佐伯昌和3氏を交えたディスカッションで考える。18日13時半から、京都市下京区のひと・まち交流館京都(TEL075・354・8711)。1500円。親子室、授乳室あり。有機農業運動を続ける安全農産供給センター(TEL0774・22・4634)を中心に組織した「今こそ自給<−持久−力を」実行委員会主催。
 
  06年版カレンダーのチャリティー即売展
 17日まで、中之島の朝日新聞大阪本社1階アサコムホール(10〜18時、日曜休館)で。90の企業や団体から寄贈された110種類を展示し、500〜2500円で即売。収益は社会福祉事業に役立てられる。今年で13回目になる歳末恒例行事。
 
  「西成こどもの里」を守るゴスペルの夕べ
 全国のキリスト教会を中心に、ゴスペル指導やコンサートを続けるラニー・ラッカーが、25日19時から大阪フィルハーモニー会館(地下鉄岸里駅2番出口)で歌う。申し込みは、現金書留に参加費(1人1000円)と返信用封筒(住所・氏名を記載し80円切手を貼付)を同封し、大阪市住之江区粉浜西2―10―17、西成こどもの里を守る会・向井洋子さんへ。グループの場合は人数も明記。
 
  さあカウントダウン大騒ぎで迎える新年
 31日21時半から、西宮北口の兵庫県立芸術文化センター(チケットオフィスTEL0798・68・0255)。佐渡裕芸術監督がプロデュースする「ジルヴェスター・ガラ・コンサート」。桂三枝がホストを務め、元宝塚歌劇団の樹里咲穂、宮川彬良&アンサンブル・ベガなど多彩なゲストの落語、踊り、オペラ、合唱などでにぎやかに新年を迎える。午前0時30分終演予定。8000〜2000円。
 
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