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「ふれ愛洋菓子〜PONT TIEDE(ポンティエード)」が販路を広げている。兵庫県内の障害を持つ人たちが、ホテルの一流パティシエに技術指導を受けてつくり、障害者の自立と社会参加を支援しているNPO「兵庫セルプセンター」など、県民、企業、行政の協働で立ち上げた全国初の共通ブランド(兵庫県障害福祉課)として市販ルートに乗せる試みだ。さらに品質の維持や改良に努め、事業の堅実な発展を目指している。
「ポンティエード」はフランス語で「ぬくもりの橋」。商品が障害者と社会の「架け橋」になることを願っての命名で、プレーンクッキー、チーズガレット(各10枚入り1箱400円)、プレーンパウンドケーキ(1個入り1箱400円)の3種類(3種セットのケース入り1300円)。8つの障害者作業施設が製造にかかわっている。 |
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| 8つの障害者作業施設集結 |
パティシエも折紙つける味 |
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| 1枚葉で8年耐え2枚葉でやっと開くカタクリの花。その命は短い=六甲高山植物園で |
| 季々彩々 写真 青井 捷夫 |
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開発のきっかけは04年末に兵庫県であった「全国障害者芸術・文化祭」。兵庫県と「兵庫セルプ」が、ホテルプラザ神戸と神戸ベイシェラトンホテル&タワーズに協力を求めて事前に講習会を開いた。菓子作りの経験がある施設の職員ら20人がパティシエのレシピで学び、持ち帰って各施設で作った菓子は「芸術・文化祭」のバザーで評判になった。
去年4月には、県が「美味しくて売れるお菓子作りプロジェクト」を企画。別の施設職員ら6人がウェスティンホテル淡路で指導を受けて製造元をふやし、商品化への本格活動が始まった。
各施設は指導者に何度も問い合わせながら試作を繰り返した。パティシエたちも施設に足を運んだりして、粉のとき方や焼く時間の調整などの指導を重ね、薄く砂糖を塗ってクッキーの崩れを防ぐなどの改良も加えた。
同時に、生活協同組合「コープこうべ」が商品企画や流通・販売方法、企画デザイン会社の「ケーオーツー」がパッケージのデザインと製作に協力し、去年6月から売り出した。
「おいしく仕上がっている。安全性を重視して続けてほしい」と指導者のひとりで、ホテルプラザ神戸・パティスリーコンサルタントの阿部忠二さん(63)。阿部さんは発売後も定期的に品質チェックを続けている。
販売場所は「兵庫セルプ」のネットショップ▽芦屋市内にあるコープこうべのデイズ芦屋、打出浜、浜芦屋の3店舗▽商船三井客船、日本チャータークルーズ、日本クルーズ客船が運航する客船の売店など。ほかに日本生命、西鉄旅行、コカ・コーラなどが社内販売で協力し、合わせて月約300箱が売れている。今年は、神戸空港や高速道路の売店などでも売り出す予定という。
「兵庫セルプ」は今、パウンドケーキの賞味期限2週間をクッキーと同じ1カ月にそろえる工夫を続けている。セット販売をしやすくし、障害のある人たちの工賃を増やす足がかりにしたい考えで、「兵庫セルプ」統括事務長の嶌雅史さん(32)は「ポンティエードは障害者と一般の人がいっしょに暮らす社会づくりのモデルケース」と話している。
◆兵庫セルプセンターは、神戸市中央区脇浜町1ー2ー3ー602(рO78・291・7332)。 |
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