シニアのための情報新聞「フロンティアエイジ」
朝日新聞朝刊とともにお届けします。 フロンティアエイジ
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元気のヒミツ 鍋島 直昶(80)
 
楽しむためにはお勉強  
 
   鍋島さんのビブラホンの音色は暖かく、一音一音が心にしみてくる。傘寿を迎えて枯れるどころか、ますますツヤを増す。

 「夜更かしなんです」―クラブでの演奏を終え、車を運転して帰宅すれば日付が変わる。そこからパソコンのメールをチェックし、ネットでジャズの新譜を探す。「でも、規則正しいんですよ」。午前3時半に寝て10時に起きる。

 4歳からバイオリンを習い、中学のころラジオから流れる和田肇のジャズ演奏に魅かれてピアノを独学。海軍航空隊で終戦を迎え、慶応予科に進んだもののドラマーとしてプロの道へ。世が世なら佐賀・鍋島藩のお殿様。お家の一大事であったはずだが「最初に音楽を教えたのは親ですから」と笑って振り返る。

 25歳の時、仙台の米軍キャンプで出会ったエミール・リチャーズにビブラホンを習って自らのバンドを結成。米軍撤退後は関西に本拠を置いて活動を続けてきた。

 病に倒れた夫人を子息に托して今は独り住まい。朝はパンに卵、グレープフルーツ半分とスープ皿に山盛りの野菜。夜は好きなものをたっぷり。肉は「バンバン食べる」。ビブラホンは立ち仕事だし、マレットで鍵盤を叩く筋力を保つためにも欠かせない。

 ホームページ(www.mmjp.or.jp/live-info/nabe/)の趣味の項に「陸上(短距離)、ゴルフ、剣道、弓道、空手」とある。「あの震災がやはり応えて、今はゴルフだけ」というが、66歳だった92年、全日本マスターズ陸上で100メートル13秒9の新記録を出している。

 「楽しく生きたい。そのために勉強したいことが次々出てくる」うえに「割と器用で、何につけ探求、熱中する」タイプ。マレットも自分で作るし、「慣れ」で演奏せぬよう若手との共演を心がける。

 ジャズを聴き、楽譜を探すため17日にニューヨークへ飛び、帰ってすぐ佐賀で演奏会。「後援会ができ、今年から年に1枚はCDを出す」。超の字のつく大ベテランが声を弾ませた。 (
 
 
6月に琉球大で「沖縄学」 シニア留学2週間  50人を募集
 
   沖縄の国立大学法人・琉球大学(沖縄県西原町千原)で、今年も6月に「06年シニア短期留学」を開講します。那覇市内のホテルに2週間滞在し、琉球大学教員による講義と現地学習で沖縄の歴史や風土、伝統など「沖縄学」をじっくり学びます。昨年実施して大好評だったのに応えての開催で、学習と併せ、新しい仲間づくりにも役立ててもらえます。50歳以上が対象で定員50人。

 企画=フロンティアエイジ。申し込み・問い合わせ=旅行主催のJTB地球倶楽部西日本支社(TEL06・6342・6500)。
自由学習の三線講座(05年留学)

 主な内容は次の通り。
◆日程 6月18日(日)−7月1日(土)▽18日午後=開講式▽24(土)、25日(日)=自由学習▽30日午後=終了式
◆大学講義 月−金曜日の午前中(沖縄の歴史、気候、風土、伝統芸能、産業、健康など)
◆体験学習 (1)世界遺産(首里城、グスクなど)や戦跡訪問など(2)芸能(三線、琉球舞踊など)、工芸(陶芸など)の講習(3)放送大学沖縄学習センターの見学と利用など(4)大学図書館の利用
◆参加費用 23万9000円=現地集合、現地解散。往復の旅費は別途ですが、往復便のご相談に応じます
◆その他 留学期間中、大学生協の食堂や売店などが利用できます
 
 
近畿の温泉めぐり
 
 
ホテル阪神(大阪市福島区)  
 
 
キタを眼下にのびのび 接客に生きる徳次郎の故事
 
   「ホテル阪神にいい温泉がある」と聞いて訪れた。JR大阪駅から環状線でひとつ目、福島駅のすぐ前。7階に天然温泉の露天風呂、ジャグジー、高温ドライサウナ、冷水風呂がそろって高級なムード。うすい茶色の源泉は地下約1000メートルから湧き出し「徳次郎の湯」と呼ばれる。

 このあたりは昔、瀬戸内の各地へ向かう船が風を待つ船着場。「学問の神様」菅原道真も太宰府に向かう折に風待ちしたが、その際、徳次郎という里人に心温まるもてなしを受けた礼に「福島」という地名を贈ったと伝えられる。それに負けないもてなしをと、名付けられたそうだ。
都心で味わえる温泉気分は格別

 都心のホテルでは珍しい露天風呂。目隠し越しにキタのビル街や六軒長屋など古い町並みを見渡せる。テレビ付きサウナでたっぷり汗を流し、白いガウンを着てくつろぐうち体がホカホカしてくる。冷たい水がおいしい。何杯もお代わりしてまた温泉へ。

 豊中からという常連さん(50)は毎日のように2時間以上入っているとか。料金はいささか高めだが「清潔なのが一番。18歳未満お断りで静かだし、ロッカーなどもしっかりしており、安心して休める」。スポーツマッサージも人気があり、プロ選手たちも顔を出すという。

 女性用は6階。露天風呂の代わりに「寝湯」があり、「ヨーロッパ式足底マッサージ」「あかすり」「お昼寝コース」などが人気。昼間は主婦たちの社交場になる。梅田から"地下ぶら"しながら来るのも楽しみという。支配人によると「1日120〜130人お見えになり、3分の1の方がマッサージなどをお受けになります」。

 ホテルの全289室にも掛け流しの天然温泉が引かれ、スイッチの切り替えだけで利用できるようになっている。 (

◆メモ 単純温泉(弱アルカリ性)源泉38・4度▽神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、慢性消化器病、冷え性などに効用▽2625円(インターネットからプリントアウトできる入浴割引券なら平日1575円、土・日・祝1890円)▽平日・土曜正午〜23時、日曜・祝日10時〜20時▽JR・阪神福島駅すぐ。TEL06・6344・1661

ホテル阪神ホームページ : http://www.hanshin.co.jp/hotel/
 
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