シニアのための情報新聞「フロンティアエイジ」
朝日新聞朝刊とともにお届けします。 フロンティアエイジ
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やるやん 柄子 真弓さん(生駒市)
 
成果の確認にこだわる 「見た者」の責任
 
   3人の子育てを終え、母を介護して見取り、夫婦だけの生活になった時「やっとつかんだ自分の時間」の使途に選んだのがアフガニスタンの孤児支援。3年前のことだが、昨年秋には孤児院を建てて贈った。奈良県生駒市の柄子(からこ)真弓さん(61)の援助活動は「主婦流」を貫く。

 きっかけはアフガンに義足を贈る奈良市の滝谷昇さんのことを伝えた朝日新聞の記事。切り抜きを冷蔵庫に貼り付けて1カ月余り、滝谷さんに電話して出会い、3日後には同行する航空券を申し込んでいた。夫の澄雄さん(71)の危険さを理由にした猛反対にも「今、行かせてくれなかったら、あなたの老後は見ない」と引かなかった。

 02年末、訪れた首都カブールには各国NGO(非政府活動団体)の援助品が集中していたが、地方は見放されていた。半年後、イラン国境に近いヘラートの街へ。4つの孤児院では、天井と壁、床だけの部屋に子どもたちがすし詰めで寝ていた。万一の非常食まで手渡し、水だけで耐えて帰りの飛行機に乗った。

 「現実を見た者の責任を果たさねばなりません」。柄子さんの帰国報告メールが反響を呼び、近所の主婦や山登り仲間、大学同窓生ら10人の女性で「アフガン孤児救援・ラーラ会」を結成。「ラーラ」はアフガンの国花チューリップのこと。大阪カトリック大司教区から平和ミサの献金50万円が贈られ、福岡のがん患者から1500万円が遺贈された。さらに40年間こつこつ貯めたという匿名の人から100万円が届くなど、年会費3000円の会員は400人になった。

 この応援を背にアフガン訪問はすでに7回。靴や学用品を現地のバザールで買い付け、子どもたちをピクニックに誘って肉を食べさせるなど「確認できる援助」を徹底。孤児院建設も、資金だけを要求する役人たちと「お金を寄せてくれた人たちが納得しない」と激しい交渉を展開。入札方式で選んだ業者に反発する軍閥系知事の建設中止命令にも抵抗し、そのたくましさは評判になった。

 900万円で340人の子どもが住む2階建ての孤児院が完成。今後はこの子らの生活、教育支援に入る。「やらねばならないことが山ほどある。ぜひご支援を」と柄子さんは訴える。ラーラ会事務局はTEL&FAX0743・78・8047。
  (むかひらすすむ
 
 
キーマン2人社会保障語る NPO主催セミナー 
 
   介護保険法の制定当時の厚労省老健局長で、社会保険庁長官を最後に退官した堤修三・阪大大学院教授と、同時期に厚生労働大臣諮問委員だった岡本祐三・介護保険市民オンブズマン機構大阪代表理事。

 2人のキーマンが話し合うセミナー「わが国の社会保障制度の現状と将来」が、4月8日14時から大阪府立中央図書館ホール(地下鉄荒本駅下車)で開かれる。NPOのNALC(TEL06・6941・5448)主催。資料代1000円。
 
 
トライ&エンジョイ TRY & ENJOY
 
  棚田ボランティアを滋賀県3地区で募集
 米原市曲谷、大津市仰木平尾、高島市畑にある棚田でのボランティアを、滋賀県農村振興課(TEL077・528・3963)と水土里ネット滋賀(TEL0748・42・7144)が募集している。草刈りを中心とした農作業体験などで、15歳以上。地区によっては棚田米と交換できる地域通貨のプレゼントも。14日締め切り。
 
  慶びの力作150点刺繍の粋集め大阪展
 全国の刺繍ファンでつくる日本刺繍紅会の全国巡回大阪展が6〜8日、北梅田のラマダホテル(旧東洋ホテル=地下鉄中津)で。「吉祥〜慶びを繍(ぬ)う」をテーマに、江戸前期の秀作「興福院掛袱紗」全31枚の模繍作品をはじめ留袖、訪問着、帯など150点が並ぶ。11〜18時、無料。
 
 

笑いで福招く人生を講演と若手の落語で
 8日12時半、奈良県文化会館(近鉄奈良)。医師でアマチュア落語家でもある北畑英樹さんが笑いの効用を説き、若手落語家が一席。1000円。定員100人で先着順。社会教育財団(TEL0742・49・6375、FAX49・6005)へ申し込み。

 
  琵琶湖生まれの楽器よし笛のコンサート
 16日13時半、近江八幡市文化会館。8年前に考案されたヨシを原料とする縦笛。その愛好者たちで「日本よし笛協会」を設立した記念の演奏会。11のグループが30曲を披露する。無料。問い合わせはTEL090・8989・2825、広報担当・赤澤。
 
  京料理の歴史と魅力紹介する「食文化展」
 16日まで、三条高倉の京都文化博物館(TEL075・222・0888)。1200年にわたって培われてきた京料理や京野菜、京菓子、京漬物など京の食文化の歴史と魅力を絵画、文献、模型、民具、映像などで紹介。1000円。
 
  パリを愛した画家〜西村功の初の回顧展
 15日〜5月21日、西宮市大谷記念美術館。40代の終わりにヨーロッパを訪れて以来、2年前に80歳で亡くなるまで、パリを愛してひたすら描き続けた西村功の没後初の回顧展。500円。
 
  合唱・漫談・講演で「憲法9条」を考える
 戦争放棄をうたう憲法9条を世界に輝かせたいと「九条の会」奈良(TEL0742・24・2003)が16日11時から奈良県文化会館(近鉄奈良)で「憲法9条フェスティバル」を開く。奥本京子・大阪女学院大助教授の講演「憲法9条の状況と平和学」のほか、コーラス、漫談、仮装パレード、模擬店、写真展などで多彩に。参加協力券999円。
 
  丹波陶器と温泉の里今田で若葉ウオーク
 22日に篠山市今田支所前の森のターミナル(JR相野から専用バス)に集合し、本荘、黒石ダム方面へ。8時半から受付、出発は20キロが10時、10キロが10時半。完歩者200人に手作りグッズプレゼント。16時半から兵庫陶芸美術館で演奏会や陶灯の点灯も楽しめる。こんだ薬師温泉の特別割引あり。参加費1500円。23日(JR相野からは路線バス、8時45分から受付)も釜屋、虚空蔵山へのウオーク開催。ウオーキング実行委員会・吉岡(TEL079・597・3363)。
 
  フランス人から聞くヨーロッパ映画の今
 22日14時、ラポール枚方。「エセック枚方」の創立10周年記念講演会で、大阪ヨーロッパ映画祭実行委員長のパトリス・ボワトーさんが日本語で語る。定員180人。500円。TEL072・841・2467、松浦。
 
  あのカタクリの花と大和葛城山でご対面
 本紙1面の好評連載「季々彩々」の今月はカタクリの花だが、その観察会が23日9時半、和泉市の大和葛城山ロープウェイ登山口駅集合で催される。山頂周辺でカタクリの花を訪れるギフチョウの姿も観察。1000円(ロープウェイ代は別途自己負担)、定員50人。大阪みどりのトラスト協会(TEL06・6949・5705)へ。
 
  戦艦「大和」の設計者乗組員の話を聞く旅
 呉大学の「呉―海の歴史と文化」公開講座と、江田島の第一術科学校跡訪問を組み込んだ1泊ツアーが、5月26日〜27日に催される。講座では戦艦大和設計者の西畑作太郎、大和ミュージアム館長の戸高一成、元乗組員の八杉康夫各氏から話を聞く。新大阪駅出発で5万7000円。問い合わせ・申し込みは近畿日本ツーリスト(TEL06・6636・5610)へ。
 
  認知症と家族を描く映画「折り梅」上映会
 松井久子監督が原田美枝子、吉行和子、トミーズ雅ら出演で、実話を基に命の限りない可能性を描いた作品(111分)のビデオ上映会が27日、ドーンセンターの情報ライブラリー(京阪・地下鉄天満橋、TEL06・6910・8616)で。10時・14時・16時半・19時の4回。各回15人で予約制。無料。
 
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