ニューシニアの必読紙「フロンティアエイジ」
朝日新聞朝刊とともにお届けします。 フロンティアエイジ
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シニア向け雑誌『毎日が発見』
元気のヒミツ 橘 右佐喜さん
 
感謝と微笑み忘れずに  
 
   寄席文字は縁起文字。橘右佐喜(たちばな・うさぎ)さんは「ええことがいっぱいありますように」と願いを込め、微
 
笑みを絶やさずに筆を執る。この道20数年。毎年9月、大阪市内である上方落語協会主催の「彦八まつり」に、実演即売の屋台を出す。「今年も大忙しで、2日間で2百枚強は書きました」

 落語会出演者の名前や演目を書く際に使われる寄席文字。独特の書体で右肩上がりに書く。東京の橘右近(95年死去)の書いたものでこれを知ったのは、小学校入学前の2児がいて専業主婦だった頃。まず師匠の手本で練習し、その後何度も上京して直接教わり、名前を許された。92年に始まったテレビ番組「らくごのご」で寄席文字を担当し、広く知られるようになる。

  写真の「繁昌亭」の文字は、右佐喜さんの書。9月にオープンした上方落語協会の定席「天満天神繁昌亭」前で撮影した。この席で使われる噺家の名前を書いた名びらも、右佐喜さん筆だ。地元の奈良などで教室を開いて教えてもいる。

 「らくごのご」の頃、大腸がんと宣告されて手術を受けた。「それからは、自分の体で起きることは自分の責任、と必ずチェックしています」

 微笑みの元は自分史に連なる。小学生の時に父親を亡くした。それからはずうっと「暗い子」だった。「転機は高校生の時。同じ学年にいつも微笑みをたたえている人がいた。会うとホッとする気分になった。私もそうなりたいと思った」。今も辛いことがあると、自分で自分に微笑む。「よう頑張ってるよねぇ」と自分で自分をねぎらう。

 それと忘れないのは感謝の心だ。一つは名前をいただいた師匠へ。そのお陰で今がある、と常に師匠の文字を模写し、励みにする。もう一つは家族へ。「習い始めた当時も、そして今も家族の支えがあるからこそ、やっていける」。周囲への感謝と、楽しい気持ちで筆を執ることが、自身の健康にもつながる。 (ぶ)
 
 
あしたのオシャレ  
 
 
パンツスタイルの季節 京阪百貨店守口店婦人服担当・入江 陽子
 
   これからの季節は、行楽に防寒にとパンツスタイルが大活躍。でも「パンツはカジュアルすぎる」「ぴったりのサイズが見つからない」など、苦手にしている女性も多いのではないでしょうか。

 そんな悩みをお持ちの方、またパンツスタイルが大好きな方におすすめなのが、京阪百貨店守口店3階の京阪パンツ工房です。

 「美しく快適に」をコンセプトに、豊富なサイズ展開(5号〜21号)と京阪オリジナルのエレガントタイプからデニムなどのカジュアルタイプまで、個性豊かなデザインバリエーションをそろえ、丈つめも売り場の工房で約20分間でできるのが特徴です。併設のオーダーコーナーではサイズの調整はもちろん、デザインの変更も可能です。

 その中でもこれからの季節にピッタリなのが、ECOXベロアスーパーストレッチパンツ(1万3650円)=写真。エアリッチという中心に空気層のある糸を使用しています。コットンとの違いは、写真を見ていただければお分かりでしょう。その空気層の効果で保温性に優れ、体温を保って暖かいうえ、ふっくらソフトな肌触りです。

 シルエットはカジュアルすぎないセミフレアで、膝上から少し広がる脚長効果抜群のカット、高い位置にあるポケットはヒップアップ効果もありスタイルを美しく見せます。背面の股上が深いので背中が出にくく、お腹も圧迫しないのでミセスの方にも安心してお召しいただけます。

 これからの季節、暖かく美しく快適なパンツスタイルで過ごされてはいかがでしょう。
 
 
 
 
 
三朝温泉万翆楼(鳥取県)  
 
 
巨巌の湯に浮き大の字 治癒力高める放射線パワー
 
   巨大な花崗岩がどんと構え、その裾から透明な湯が湧き出ている。誰も居ないので足を広げて浮いてみた。なんとも心地いい。鳥取県三朝(みささ)温泉の旅館万翆楼にある「巨巌の湯」。今回は倉吉の友人に「三朝のラジウム含有量は世界一。本当に効くから」と勧められ、近畿を離れての番外編。

 早く着いたので開山1300年祭の三徳山三佛寺へ参る。絶壁に国宝の奥院投入堂がある天台宗の修験道場だ。住職の米田良中さんが「作家の五木寛之さんは奥院へ3時間かけて登られました」「平安末期に源義朝の家来が三徳山に参り、見つけた白狼を射るのを止めたら、その夜、夢枕に妙見菩薩が立たれ、病苦を救う株湯の場所を教えられたと伝わっています」などと紹介してくれる。

 宿で大女将の大岩富士さんと若女将の美紀さんにその話をしたら「湯治のお客様が多く、がんに効くからと8回見えた方もいらっしゃいました」とか。

 低線量放射性物質のラジウムやラドンを含む三朝温泉には、自然治癒力を高めるホルミシス効果があるとされ、岡山大学の三朝医療センターや三朝温泉病院が治療に使っている。周辺住民のがん死亡率が全国平均の2分の1という記録もある。

 夕食は館内の翡翠(かわせみ)桟敷で「かに炙(あぶ)り焼き」。くせのない地酒とともに美味を堪能した。

 翌朝は早くから温泉街に出て足湯や飲泉を楽しみ、最後に由緒ある株湯へ。湯舟は2畳余で200円ナリ。熱かったが、奥歯を噛みしめて入っていると、お年寄りが集団で入ってきて「ホントに治るのかい?」と聞かれた。いい朝湯だった。(朗)

 ◆メモ 単純泉(含重曹食塩放射能泉)▽喘息、肺気腫、リウマチ、神経痛、肝臓がん、糖尿病、高血圧など▽1泊2食(夕食は翡翠桟敷)=1万8900〜2万5200円、日帰り=500〜1500円▽JR大阪→倉吉(約3時間)、日本交通バス大阪→倉吉(約4時間)、車なら吹田→三朝温泉(約3時間半)

  [優待サービス]フロンティアエイジで見たと告げれば、1泊通常1万8900(1室5人)〜2万5200円(同2人)が1ドリンクサービス付きで1万5800〜1万9800円になる。TEL0120・43・0511。
 
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