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| 継体天皇生地の伝承 |
出産の”床”や胞衣塚 即位1500年控えて注目 |
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JR湖西線の安曇川駅で降りると、周辺の稲田は黄金色に染まり、刈り入れも始まっていた。古代、この一帯は「近江国高嶋郡三尾」と呼ばれ、謎の多い継体天皇の生誕地と伝わる。安曇川町(現・高島市)観光協会発行のマップ「継体伝説の遺跡めぐり」を手に訪れたのは、来年2月に継体天皇が河内の樟葉宮(今の枚方市)で即位してから1500年を迎えるため、各地で顕彰事業への取り組みが始まっているからだ。
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出産の「もたれ石」(上)
「神代文字」の碑(下) |
「日本書紀」によると、継体天皇は「近江生まれ越前育ち」。先代の武烈天皇が直系子のないまま没した後、「応神天皇5世孫」を理由にヤマト王権の重臣たちに迎えられて即位した。ヤマトに入るまでに20年を要し、権力闘争があったことをうかがわせる。即位までの記録は乏しいが、ゆかりの地には多くの伝承が残る。
まず、安曇川駅から2キロほど北西の集落、三重生(みおう)に向かう。目指す三重生神社は県道わきにあった。「延喜式」にも記される古社。たたずまいは、どこにもある鎮守の社だが、参道脇に由緒を刻んだ立派な黒御影石が立つ。「越前から嫁いだ振姫は、拝殿で三つ子を産み、末子が継体天皇となった」と、史書にない伝承が記されていた。
神社を後にして里道を500メートルほど南に歩くと、右手の山中に向かう道が枝分かれしていた。そのかかり口に玉垣状の柵で囲われた場所があり「三尾神社旧跡」の説明板。囲いの中には高さ1メートルほどの男根の形をした石があり、振姫が継体天皇を出産した時の「もたれ石」だという。山道を10数分登ると、天皇の父・彦主人王(ひこうしおう)を葬ったとされる御陵がある。
もたれ石から南東に向かって30分ほど歩き、三尾里の安閑神社に着いた。継体の長子・安閑天皇を祭神とする神社で、境内に「神代文字碑」があった。赤みがかったほぼ1メートル四方の平らな石に絵とも文字ともつかぬ不思議な陰刻。「神代の文字」と伝えられてきたそうだ。
さらに数分歩いた集落の南はずれで「胞衣塚」を見つけた。直径10メートル余、高さ2メートルほどの円墳で、頂上には高さ3メートルほどの黒松。「振姫が継体天皇を出産のあと、へその緒を埋めたと伝わる」という説明書きがあった。
散策マップはここから安曇川駅に引き返すルートだが、旧高島町との境界を流れる鴨川を越えて南に向かう。橋をわたるとすぐ右手に「鴨稲荷山古墳」と刻まれた横長の大きな石碑が見えた。明治35(1902)年に発見された全長約60メートルの前方後方墳である。
金銅製の王冠など、数多くの副葬品が出土し、京大考古学教室が埋納状態を詳細に調査、学界に報告した。発見例が少ない副葬品がそっくり残る未盗掘の古墳。6世紀ごろの築造で、継体天皇を擁立した豪族の墓だと考えられている。出土品は東京国立博物館や京大が保管しているが、すぐ近くの高島市歴史民俗資料館にも復元模型が展示され、無料で見学できた。
同館を後にして3キロほど南の近江高島駅に向かう。秋の陽はすでに比良連山の陰に入っていた。たまたま入手していたマップを頼りの散策ながら、古代ロマンに浸った一日だった。 (高橋 徹) |
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◆タンゴ・エモーション
17日19時、大和高田さざんかホール(JR、近鉄高田)。哀愁の旋律と情熱のリズム・・・ブエノスアイレスの場末で移民たちが生み出したアルゼンチンタンゴは、なぜか日本人の心の奥に響く。
エンリケ・クッティーニ楽団が今年もダンサー2組とともに来日。ラ・クンパルシータ、エル・チョクロ、リベル・タンゴなど、おなじみの名曲が耳と目で堪能できる。S席4500円、A席3500円。TEL0745・53・8200。 |
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◆大阪センチュリー交響楽団第116回定期公演
15日19時、ザ・シンフォニーホール。川崎洋介が楽団初の「ソロ・コンサートマスター」としてデビュー。
ブラームスのヴァイオリン協奏曲で独奏を披露。ほかにエルガーの変奏曲「エニグマ」。指揮は小泉和裕。4500円〜1000円。TEL06・6868・0591(センチュリー・チケットサービス)。 |
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◆高槻芸術祭の注目はダークダックスと音楽劇と五郎部と
高槻現代劇場(阪急高槻市、JR高槻)は9月から14公演で芸術祭を展開中。今後も次の注目の3ステージをはじめ7公演を催す。11日15時=ダークダックス リサイタル。結成55年のダークダックスが「故郷を離るる歌」「コロラドの月」など女学生愛唱歌、「トロイカ」「カチューシャ」などロシア民謡の2部構成で、いぶし銀のハーモニーを聴かせる。3500円
▽26日15時=渡辺徹の!モーツァルト音楽劇コンサート。アンサンブル・ザルツブルクが奏でるメヌエット、トルコ行進曲、キラキラ星変奏曲などを、人気俳優クリストフ・フォン・フリードル(モーツァルト役)によるモーツァルト書簡の朗読と渡辺徹(父レオポルド役)の語りで案内する。3500円
▽12月16日14時=五郎部俊朗がうたうわが心の歌。藤原歌劇団の花形テナー五郎部が、浜千鳥、君の名は、愛燦燦など日本の叙情歌から、帰れソレントへ、忘れな草などイタリアのカンツォーネまでを歌い上げる。ピアノ松村英臣。3000円。 |
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ライブラリアンの仕事は、演奏する曲目が決まった時から始まります。まず楽譜がライブラリーにあるかどうかを調べ、無ければ借りるか、買い取るかという判断をして楽譜を手に入れます。
同じ楽譜でも2種類、あるいはそれ以上の種類があり、古い版を使うのか、新しい物にするのかを最初にチェックすることが大事な仕事になります。楽譜が届いたら、落丁の有無、練習番号の確認など細かくチェックしますが、楽器の種類だけ楽譜があるわけですから、根気の要る作業になります。
借りる楽譜によっては、世界中のオーケストラを回って様々な書き込みがされているものもあり、演奏する楽員のヒントになるそうです。
こういった手順を経て、楽譜は練習の1カ月前までには楽団員の手もとに届けられます。ライブラリアンは常に、楽団員の一番身近で仕事をしている職種と言えるでしょう。 (大阪センチュリー交響楽団事務局長・出野徹之) |
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