ニューシニアの必読紙「フロンティアエイジ」
朝日新聞朝刊とともにお届けします。 フロンティアエイジ
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ひた走る男 日本の自転車泥棒 愛に渇く女 西瓜
 
日台の話題作集結 シネ・ヌーヴォ
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  ベルアンジュ奈良
   ライフエール
   
   
   
   
   
   
   
   
  
   日本と台湾の注目すべき新作映画が20日から大阪のシネ・ヌーヴォ(地下鉄九条)で上映される。

 「日本の自転車泥棒」は、岩手県釜石に住み製鉄所に勤める41歳の男・斎藤鉄男(杉本哲太)が主人公。ある朝、頭の中でジャン、ジャン、ジャンと響く打鐘の音につき動かされた彼は自転車を盗み、家族を捨て、職場を捨て、故郷を捨ててペダルを踏み続け、吹雪の仙人峠を越えて走り続ける。そして7日目の夜、彼は東京・池袋の雑踏の中にいた。
何かを求めて男は走り続けた
水不足の街で女は男と出会う

 戦後60余年、日本人は豊かになることを目標に走り続けた。手に入れたものは何で、失ったものは何だったのか、そして何者になったというのだろう。何かを探し求めてひた走った鉄男が得たものは―。全編を通してせりふはわずか10個という主人公と飢えや寒さ、孤独を共有しながら、見たことのない美しい風景が連続する中で、挑み続ける人間の生命力を体感するロードムービー。ほかに藤田弓子、原田芳雄ら。監督はCM界の巨匠・高橋忠和。104分。10時半、12時半、14時半の3回上映。1400円(当日300円増)、シニア1000円。

 「西瓜」は、水不足が続き極限に来た台湾の街が舞台。テレビは節水を訴え、渇きを癒すために西瓜のジュースを飲むよう奨めている。愛にも渇いている女シャンチーは、そんな街の中で以前に路上で時計を買った男シャオカンと出会う。心惹かれあうふたりだが、シャオカンには隠さねばならない秘密がある。それはAV男優として生計を立てていること。そして招かれた彼女の部屋は、AV撮影現場と同じアパート。奇妙でねじれた「純愛」の行く末は−。

 過激なセックスシーンと極彩色のミュージカルが話題となり、05年のベルリン映画祭で銀熊賞を得た蔡明亮監督の衝撃的な最新作。112分。「蔡明亮スペシャル」として03年の「楽日」「迷子」を交え、16時半から3回上映。1回券1400円(当日300円増)、3回券3600円(同600円増)、シニア1回1000円。上映時間の問い合わせは同館TEL06・6582・1416へ。
 
音の裏側 より良い音求め
    神戸・松方ホール、和田山ジュピターホール、神戸国際会館、びわ湖ホール、梅田芸術劇場と、私どもの演奏会場は多岐にわたります。ホールでの練習が始まる前、まだ薄暗いロビーや階段で自分の好みの場所を見つけ、楽器の音を確認するように練習する楽団員をみかける事ができます。その表情は真剣そのもの、正にプロだと感じるひと時です。

 さて全員揃って練習が始まると、今度は指揮者が音の確認を始めます。コンサートマスターに指揮を任せ、客席のあちこちに動いて音を聞き、オーケストラの音をどの程度鳴らしたら良いか、ソリストとのバランスはどうかなどをチェックするのです。

 ジュピターホールのコンサートでは試行錯誤の末、ピアノを最初の位置から1メートル以上動かしてベストポジションが決められました。お客様に少しでも良い音を聴いて頂くため、開演前にこんな事が行われているのです。 (大阪センチュリー交響楽団事務局長・出野徹之)
 
 初春祝儀舞や近松の名作も 国立文楽劇場 
   国立文楽劇場(大阪・日本橋)初春公演は、東京の国立劇場開場40周年記念として25日まで上演中。

 第1部(11時開演)は春の万才・秋の関寺小町など上方の名所を背景にしたご祝儀舞「花競四季寿」、武蔵坊弁慶の苦悩を描く「御所桜堀川夜討」、観音信仰とお里・沢市の夫婦愛の物語「壷坂観音霊験記」の3演目。

 第2部(16時)は京島原の遊郭が舞台の「二人禿(かむろ)」、大納言館での怪異譚「嫗(こもち)山姥」、遊女梅川と飛脚問屋の亀屋忠兵衛の悲恋を描く近松門左衛門の世話物名作「冥途の飛脚」の3演目。

 14日から1、2部入れ替え、15日休演。1等席5800円、2等席2300円。予約は同劇場チケットセンターTEL0570・07・9900へ。
聴こうか  
ボッセ 春を呼ぶコンサート
 28日14時、高槻現代劇場(JR・阪急高槻)。32年間もゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターを務めたあと指揮者で活躍、今は高槻市に住むゲルハルト・ボッセ=写真上=が神戸市室内合奏団を率い、ヴァイオリン独奏に田中晶子=同中=を迎えて美しい弦の響きを聴かせる。モーツァルトのディヴェルティメント・ニ長調&変ロ長調、ハイドンのヴァイオリン協奏曲ハ長調ほか。3500円。

 ▼ ラグナ・シルマー ピアノ・リサイタル
2月17日15時、高槻現代劇場。ドイツの“ベートーヴェン弾き”の異名を持つシルマー=同下=の初来日公演。テンペスト、月光、ワルトシュタインなどオール・ベートーヴェン・プロで。2500円。TEL072・671・9999。
◆ 大阪センチュリー交響楽団118回定期演奏会
 2月16日19時、ザ・シンフォニーホール(大阪・福島)。

 ゲルハルト・ボッセ指揮で、ウェーバーの歌劇「オイリアンテ」序曲、ベートーヴェンの交響曲第2番、メンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」。1000〜4500円。TEL06・6868・0591(センチュリー・チケットサービス)
大阪ブルーノート
 10日までのベンチャーズで幕を開けた新年も多彩な顔がそろう。11日=セシル・テイラー、12・13日=THE ROOTS、15〜17日=フォープレイ、18・19日=シーナ・イーストン、20日=INO hidefumi、23日=Jazztronik(野崎良太)、24・25日=ホリー・コール=写真、27日=二胡のウェイウェイ・ウー、31日=SLEEP WALKER×indigo jam unit、2月1日=ケニー・ギャレット、2・3日=鈴木重子、5・6日=silk、7日=マッコイ・タイナー・トリオ。(1)18時半、(2)21時半開演(土曜・祝日30分繰り上げ)。4000〜10500円。
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