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JR近江八幡駅からバスで約50分。滋賀農業公園ブルーメの丘は茶色の屋根に白い壁、ひと目でわかるのだが、バス停から歩いてさらに10分。広い無料駐車場の混み具合からも車で来るべき所と実感。ブルーメはドイツ語で「花」。バイエルン州ノイシュタット市と提携し、農業体験型公園として10年前に開園し、門をくぐると手入れの行き届いた季節の花々が通路を飾る。周囲も牧歌的雰囲気の建物が並ぶ。
街、牧、遊などの6エリアに分かれる。街の広場でワゴン車から漂うソーセージを焼く香ばしいにおいに心ひかれながらまず奥の牧場へ急ぐ。
広い牧草地にゆったりたたずむ羊と馬。ふれあい体験コーナーは、ウサギのだっこやジャージー牛の乳搾りの時間になるとたくさんの家族連れが集まってくる。最初に挑んだ男の子は「出ない」と首を振っていたが、コツを教えてもらった途端にお乳が勢いよく飛び出し、まわりからも大歓声。その牛の大きなおなかには10月出産予定の赤ちゃんが入っているという。
羊や馬に餌を近づけると器ごとかじりつき、あっという間に平らげる。2人の子どもを連れていた京都市内からという若い夫婦は「普段さわることのない動物たちとふれあわせてやりたくて」と満足そう。3世代で楽しむ家族も多く見られた。
ゆるやかな丘陵は甲子園球場の8倍の広さ。園内を黄色い機関車型バス「チューチュートレイン」で回るのも楽しい。7月・8月は広大な斜面にヒマワリが輝く。
入園料は大人800円、子ども400円。地ビールが人気だが、飲酒運転の取り締まり強化後は園内で飲まれる量が減り、お土産用に力を入れているという広報担当者の話に、バスでの訪問が正解だったかもと思い直し、帰りのダイヤを気にしながらソーセージとパンと地ビールを買い求めた。TEL0748・52・2611。 (養) |
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奈良県フラワーセンター(大和郡山市額田部南町)に着いた途端「カンカン」「カンカン」。シンボル・花時計にセットされた時鐘だ。30分ごとに鳴る陽気な音に誘われて目を向けると、楕円形の外側から夏スミレとも呼ばれるトレニア、尊敬・燃える心・知恵などの花言葉のサルビア、夏季に人気の別名アメリカンブルーのエボルブルスが並ぶ。
花時計を取り囲む1600平方メートルの花壇・宿根草園には、メランポジウム、ラベンダー、ベゴニア、ペチュニア、マリーゴールド・・・。赤、ピンク、黄、紫と妍を競う夏姿は暑さを吹き払う。温室、洋風庭園、ロックガーデンなどもあり、7581平方メートルの敷地にラン、バラ、花木、山野草、水生植物など約600種類を保有する。
フラワーセンターが開園したのは1974年(昭和49年)。今でこそエコブーム、園芸ブームだが当時、「花と緑を生活に」を掲げた自治体の施設は関西地方で珍しかったという。もっと珍しいのは入園料はもちろん、園芸教室(材料費別)、園芸相談も無料で運営されていること。菊、シクラメンなど全国でも有数の切り花・鉢花産地である奈良県ならではの県民サービスといえようか。
1年間の入場者は5万人、30回以上開く園芸教室は応募が定員の2倍になる場合も少なくない。盆栽など展示会の予約はいっぱいだし、電話による園芸相談も500件前後。校外学習の小学生らも多い。周辺にはファミリープール、運動公園などがあり、豊かな緑は涼気と静寂をもたらす。家族ぐるみで楽しむ夏向きスポットだが、徒歩圏内に食堂や売店はない。
近鉄ファミリー公園前駅すぐ。年末年始の12月28日〜1月4日以外は無休なのもうれしい。開園時間は9時〜16時半。園芸教室は県内在住者に限るが、入園、相談には制限がない。TEL0743・59・0075。 (鶴) |
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入園するとまず赤と青計2万株のサルビアで埋まった約5千平方メートルの花畑に出る。春はポピー、秋はコスモス、冬は葉牡丹へ変わる。向こう側に鈍く光って広がるブドウのハウスでは、早生品種のヒムロッドが収穫期で、休日にはハウスに家族連れ客らの歓声がわく。
富田林市の住宅地から奈良へ向かう国道309号は、板持トンネルを境に田園風景へ一変する。一帯の東條地域では00年までに大阪府の農地開発事業で約106ヘクタールが整備された。観光農園はその一角の約20ヘクタールで開園15周年を迎えた。年約10万人が来園する。
ブドウ畑が約5分の1を占め、40〜50メートル幅で約1キロ続く。バッファロー、スチューベン、ベリーAが次々に収穫期を迎え、食べ放題の「ぶどう狩り」(大人900円、子ども500円)が9月下旬まで楽しめる。
サツマイモ、タマネギやミカン、クリなど収穫体験の場は多い。入園料とは別に体験料が必要だが、完熟のミディトマトが12個300円などと安く、堺市から来た母子の袋には自分たちで掘ったジャガイモ、ニンジン、ゴボウなどが入っていた。田植えやサツマイモ、コスモスなどの植え付け体験もできる。
芝生広場、遊具のある子ども広場、パパイアなどが実る温室、ハーブ園、バラ園などが整い、押し花教室、ジュースやジャムづくりなどのイベントも多い。レストランでは地元産野菜中心の「旬菜セット」(750円)、売店では「いちごかき氷」(250円)が人気で、農産物直売所も好評だ。
農園名のサバーは「香り」や「実り」を表すフランス語とか。市民から公募し「さまざまな香りにあふれた収穫の場」の意味でつけられけた。入園料は大人700円、中学生まで300円。近鉄富田林駅からバス約20分。TEL0721・35・3500。(清) |
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「ダチョウのいる農業公園」にひかれ、氷室の郷を訪ねた。JR山陰線八木駅から北東へ約4キロ、深緑の青田に浮かぶ三角屋根が目的地だ。三角屋根の脇には赤を基調とした壁の建物が並び、大きくウエーブした屋根が施主たちの遊び心をしのばせる。正式名称は南丹市八木農村環境公園「氷室の郷」。第三セクター方式で運営されている。
00年(平成12年)、合併前の京都府船井郡八木町時代にオープン。施設長の人見芳朗さんは「”都市と農村の架け橋”を目的に設立。”体験してもらう”ことにウエートをおいています」という。
2万5000平方メートルの敷地には菜園、花壇、果樹園があり、ダチョウ7羽、孔雀11羽、カモ11羽が飼育されている。他に近くの農家から借りた5000平方メートルほどの水田もあり、京都からの子どもたちが田植えや収穫を楽しみにしているそうだ。
ダチョウたちはオープン当初からここの「広告塔」役を務める。5羽のメスが1年に産む卵は50個程度で1個3000円で販売される。全部売れてもえさ代をまかなえないが、今もバスを連ねてダチョウを見にくる幼稚園児が少なくないそうで、その広告費と思えば十分に見合うという。
「だれもが楽しめる田園空間」が売りで、敷地の周囲に柵はなく入園無料。直営レストランで使う野菜類はほとんど園内産で、500円の日替わり定食はおいしかった。毎週土曜日の「やぎの朝採り市」も安さで評判。
体験メニューもそば打ち、紙すき、陶芸、七宝焼き、パン・味噌・ソーセージづくりなど多様。決められた日にしか実施されないものもあり、いずれも予約が必要。2月の豆凧作り、4月のわんぱくDAY、7月の涼々まつり、11月の収穫祭が4大イベントだが、今は9月下旬〜11月上旬の芋ほり体験者を募集中(1人1株300円)。詳細はhttp://himuronosato.jpかTEL0771・43・1128へ。 (徹) |
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アメノヒボコが新羅から但馬海岸に着いた時、連れてきた牛を育ててほしいと住民に頼んだのがこの地の牧畜の始まりという。鎌倉期の「國牛十図」に但馬牛の特徴が示されており、神戸牛、松阪牛ももとは但馬牛だ。
この値打ちを知らせようと1994年(平成6年)10月、兵庫県が愛宕山一帯10ヘクタールに開園。上部からラベンダーが咲く花園、放牧地(冬はスキー場)、人工芝そり滑り場、芝生広場、但馬牛博物館、まきばの宿、レストラン、小動物舎が展開。左下にダチョウ、ワラビー、山羊、ウサギが群れる動物ふれあい広場。右斜面には放牧地、但馬牛の大動物舎。子供たちが存分に楽しめる丘陵が広がる。
牛博物館には改良の歴史や特徴を知る資料と骨格標本や剥製も並ぶ。但馬では約7000頭が飼育されており「売られて行くと3、4日は元気がなくなる」のが、畜産農家の心情だそうだ。
にわかな激しい雨で、パターゴルフの親子もそり滑りの子供たちも屋根の下へ走り込んだが、そこは小動物舎で真っ白な毛の子山羊がみんなの人気の的。レストランも生粋の但馬牛(但馬牛ステーキセット5500円=要予約=や牧場公園定食1850円など)を味わえるとあって、なかなかのにぎわいだった。
様々なイベントを企画しており、8月は「ペアマッチ・グラウンドゴルフ」(4日)「そうめん流し」(12日)「そば打ち体験」(19日)「宝探し」(26日)を予定。1週間前までに予約すれば大人150円、中学生まで70円で「ソーセージ」(別に材料費1000円)「肉のたたき」(同2400円)「パフェ」(同250円)作りも楽しめる。
JR山陰線八鹿・浜坂駅からバスで湯村温泉へ、そこから循環バスで牧場公園へ。車なら中国縦貫道で福崎―和田山―湯村温泉―牧場公園。公園事務所はTEL0796・92・2641。 (崎) |
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