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「突然ではございますが、昭和25年の開館以来半世紀以上にわたって地元の皆様に愛され親しまれて参りましたオリヲン座は、誠に勝手ながら今秋をもって閉館いたす事と」―そんな書き出しで、京都の小さな映画館からゆかりの人々に届くところから「オリヲン座からの招待状」は始まる。
昭和30年代、館主の松蔵(宇崎竜童)が病に倒れ、弟子の留吉(加瀬亮)は松蔵の妻トヨ(宮沢りえ)とともに映画館を守ることになる。松蔵が逝き映画も斜陽になる中、ひたすら映画を愛し、周囲の中傷にも耐えて純粋に互いを思いやる二人。
そのオリヲン座を遊び場として育った仲良しの祐次(田口トモロヲ)と良枝(樋口可南子)は、結婚して東京にいるが別居中。時の流れの中で心が離れ、ピリオドを打とうと決意した良枝の元にも招待状が届いた。
老いて病の進行が著しいトヨ(中原ひとみ)を留吉(原田芳雄)は病院から連れ出し、最後の上映の映写室に座らせる。トヨはずっと気に病んできたことを留吉に問いかける。「自分を犠牲にして私と一緒になってくれたのではないのか」。そんな二人の姿を見て、幼いころを振り返る良枝。
やがて様々な人が、それぞれの思いを胸に、近代的な街にぽつんと取り残されたようなオリヲン座への路地を曲がってやってくる。そこには優しい奇跡が待っている。
浅田次郎の同名短編小説が珠玉の1編を生んだ。三枝健起監督。116分。11月3日から東映系で公開。 |
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| 世界のCM500本を徹夜7時間で賞味 |
27日に大阪で |
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世界50カ国のコマーシャル計500本を見る徹夜イベント「世界のCMフェスティバル」が27日、大阪・中之島のフェスティバルホールである。81年にパリで始まり欧州全域に広まった後、日本では99年に福岡で初開催。大阪でも02年から催され6回目の今回は人気に応えて大会場を確保した。
福岡在住30年というプロデューサーのジャン・クリスチャン・ブーヴィエさんは「同じ商品のCMでも、日本向けと欧米向けでは内容も異なり、たばこを巡る攻防、環境問題や社会的弱者のためのキャンペーン、皮肉や笑い満載のものからエッチなCMまで日本では見られない作品も多い。ぜひ楽しみながら世界を味わってほしい」という。
22時半に始まり翌朝5時半まで、約60分ごとの休憩にはスポンサー提供のドリンクを楽しみながらの7時間。あなたは眠らずに見通せる? 3500〜5000円(前売り中)。問い合わせはTEL092・843・7370。 |
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◆ 展示 狩野永徳
16日〜11月18日、京都国立博物館。信長、秀吉に愛され、豪壮華麗な大画で桃山芸術を創り上げた絵師・狩野永徳。わが国の美術史上、最も才能豊かかつ鮮烈な画業で頂点に君臨しながら、安土城、大坂城、聚楽第などその作品の多くが戦火によって灰に帰した非運の天才でもある。
怪物と呼ばれ、47歳で世を去った永徳の代表作のほか、父の松栄、弟の宗秀、長男の光信、弟子の山楽ら狩野派絵師の作品も展示され、海外からの里帰り品、初公開・新発見作を含め国宝5件、重文8件など約70件が集結する史上初、そして今回の京都限定となる大回顧展。月曜休館。1400円(前売り200円引)。 |
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◆ 展示 第59回正倉院展
27日〜11月12日、奈良国立博物館。正倉院の宝物のうち北倉から11件、中倉から36件、南倉から20件、聖語蔵から3件の計70件が展示され、うち17件は初めての出陳。
聖武天皇、光明皇后ゆかりの品々や天平時代の遊戯具、文房具、染織品、文書、経典など多彩な内容。とりわけ今回は、遊戯用の弓の細長い面に曲芸をする人物などを細密に描いた「墨絵弾弓」=写真=をはじめ、絵画や文様を表した宝物が多く見られるのが特徴。東大寺ゆかりの宝物である紫檀金鈿柄香炉や近年修理を終えた彩絵仏像幡なども展示される。無休。1000円(前売り100円引)。 |
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◆ 展示 トプカプ宮殿の至宝展
6日〜12月2日、京都文化博物館(三条高倉)。モンゴル高原北方から南下西進を続けたトルコ民族がアナトリアの地に到達し、13世紀末に興したオスマン帝国は16世紀に入ると地中海世界の4分の3を制する大帝国となり、その都イスタンブールは東西交易の中心地として大いに栄えた。
トプカプ宮殿を居城とした君主(スルタン)たちは、軍事力と併せて圧倒的な財力を誇示することで周囲を威服させるため、衣服から調度品まで金銀と宝石をふんだんに散りばめ、トプカプ様式と呼ばれる美の世界を作り上げた。礼装用兜、ターバン飾り、象牙製化粧箱など、スルタンの権力と時代を彩った後宮(ハレム)の女性たちに焦点を当てながら、約140点でオスマンの歴史をたどる。
悠仁親王の誕生を祝ってトプカプ宮殿博物館秘蔵の金のゆりかご=写真=が特別出展されるのも話題。1300円(前売り200円引)。月曜(祝日の場合は翌日)休館。 |
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◆ 展示 失われた文明 インカ・マヤ・アステカ展
12月24日まで、神戸市立博物館(中央区京町)。今のペルーを中心とする南米大陸西岸部に15世紀、巨大国家を築き天空都市マチュピチュをはじめとする謎の繁栄を遂げたインカ。紀元前4世紀から2000年にわたり中米ユカタン半島を中心に栄え続けた密林の文明マヤ。そして14世紀から16世紀にかけてメキシコ中央部の湖上に巨大都市を築いたアステカ文明。
NHKスペシャルと連動する今回の展示では、世界初公開となるマチュピチュの出土品をはじめ約220点の資料と、最新の研究成果や映像で謎に満ちた3大文明の全容に迫る。月曜(祝日の場合は翌日)休館。1300円。 |
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