ニューシニアの必読紙「フロンティアエイジ」
フロンティアエイジ
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2008年3月号 第12面  
エコ授業を無料で公開 6〜12月に4回尼崎の環境専門校
   環境問題の専門家を養成する尼崎市道意町の国際環境専門学校(重里國麿理事長)が、公開授業「全国環境自治体駅伝(エコ駅伝)」への参加を市民に呼びかけている。
国際環境専門学校

 同校は1998年に「公害の町」から「環境に配慮する町」への転換を進める尼崎市から、同市が阪神淡路大震災後に買い上げた神戸製鋼跡地のうち約1100平方メートルの提供を受けて開校。環境政策推進と環境技術保全の両学科を設け、10〜40代の約150人が知識、技術の取得に励んでいる。4月からは環境防災学科が加わり、校名も「環境学園専門学校」に変える。

 「エコ駅伝」は04年10月にスタート。全国の自治体から環境行政専門職員を講師に招き、リレー式に各地の取り組みを学ぶことで環境対策の地域的な特徴と多様性を知ってもらう狙い。「温室効果ガスの半減」(長野県)、「環境立県」(鳥取)、「トキの復活」(新潟)、「琵琶湖の水質」(滋賀)、「瀬戸内海の環境」(兵庫)などに続き、13回目となる昨年12月には「尾瀬の保全」を学んだ。

 今年は6〜12月に4回の開催を予定しており、「環境を守る活動の参考にしてほしい」と願っている。受講料不要。問い合わせはTEL06・6412・8461へ。
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初級からビジネスまで 中国語の4講座を開講 大産大の孔子学院
 
   中国語の普及、文化理解をめざす大阪産業大学孔子学院が、初級・入門・中級・ビジネス中国語の4講座を4月7日に開講する。社会人、シニアが参加しやすいよう、梅田サテライト・キャンパス(大阪駅前第3ビル)を会場とし、16〜18時、18〜20時に開講。

 大阪産業大の倉橋幸彦教授、王京濱准教授と上海外国語大からの派遣講師が指導に当たる。定員は各10人。受講料は各講座とも、全15回で4万5000円。3月29日と4月5日の16時から各講座の説明会(無料)が開かれる。

 孔子学院は中国政府が中国文化の理解と広がりを求め、世界各地の大学と連携して設立する教育機関。大阪産業大学の場合は上海外国語大学が共同運営にあたり、中国への留学支援やスピーチコンテスト、各種文化講座、シンポジウムを催す。

 中国ビジネス講座(4〜7月に全13回で6万円)も同時募集している。

 問い合わせはTEL06・6442・5784。
 
 
夢回廊で式部しのぶ  
源氏物語ゆかりの石山寺 千年紀祝い多彩な催し
 
 
石山寺東大門
    村上天皇の皇女選子内親王の求めを受けた上東門院に命じられ、紫式部が書き上げた「源氏物語」。光源氏と彼を取り巻く女性たちの54帖に及ぶ愛と哀しみの物語の存在が、記録の上で確認されてから1000年目にあたる今年、ゆかりの各地で「源氏物語千年紀」の催しが展開される。

 とりわけ、紫式部が7日間の参篭で構想を得て源氏物語生誕の地とされる石山寺では、「源氏物語千年紀in湖都大津」イベントの一環として「源氏夢回廊」を18日13時に開門。12月14日まで塔頭の世尊院、明王院、密蔵院を主会場として「田辺聖子と源氏物語」「源氏の世界を語るリレー塾」など全期間通し企画のほか、節目ごとに趣向をこらした展示を計画。また、豊浄殿では「石山寺と紫式部展」、淳浄館では「書写体験」や「紫式部恋歌つづり展」を催す。詳細は石山観光協会(TEL077・537・1105)へ。
 
 
「宝塚」そして「シャンソン」 深緑夏代描き尽くす
 
   戦中戦後の宝塚歌劇で光彩を放ち86歳の今もシャンソン歌手として活躍する深緑夏代。その70年以上の足跡を描いた『深緑夏代―宝塚・シャンソンに生きる』(彩流社、1680円)=写真=が刊行された。元宝塚歌劇団編集部員で関連の著作が多いフリーライター、下瀬直子さん(54)=宝塚市=の力作。
深緑夏代

 深緑夏代は1935(昭和10)年、13歳で入学し初舞台。46年「カルメン」で大スター春日野八千代の相手役(娘役)に。越路吹雪とのコンビは有名で「シャンソン・ド・パリ」ではわが国で初めて「枯葉」を歌った。55年に退団、フランスに留学後、シャンソン歌手としてデビュー。

 66年に歌劇団のシャンソン講師に就任。12年間に榛名由梨、鳳蘭、安奈淳、大地真央らを教えた。80年から東京と阪神間でシャンソン教室を開き、四半世紀の間に1万人以上の生徒を育てている。

 下瀬さんも生徒の1人。入門してから人間的魅力にほれ込んで約1年間、10回のインタビューを重ねて彼女が歩んだ道に寄り添った。宝塚歌劇の歴史はもちろん菊田一夫、なかにし礼らとの多彩な交遊から芸能史の断面もうかがえる。

 「好きなように生きてきたから/死の訪れは怖くない/命の終わりを目前にして/生きる尊さを知った」(矢田部道一訳詩「生きる」)。公演の最後にいつも歌うという歌が聞こえてくるようだ。
 
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