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| 愛と罪と償いの物語 |
少女の嘘から始まった |
| 60年たどる「つぐない」 |
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少女がついた一つの嘘が、姉とその恋人の運命を大きく狂わせてしまう。イアン・マキューアンの「贖罪」を原作とするイギリス映画「つぐない」は、罪と罪を償うこと、そして償えることと償えないことを、愛と悲しみと苦悩を通して切なく訴えかける。
1935年夏、タリス家の長女セシーリア(キーラ・ナイトレイ)は名門大学を卒業し、身の振り方を決めぬまま家に戻ってきた。その視線が追うのは敷地内に住み幼いころから共に育った使用人の息子ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)。小説家を夢見る13歳の末娘ブライオニーは初めて書いた物語を一時寄宿中のローラら3人のいとこに演じさせようと懸命。兄リーオンも友人のポールを伴って帰省してくる。セシーリアとロビーは小さな争いをきっかけに愛を確かめあう。それを目撃したブライオニーは、いとこらの家出騒ぎの中でローラが襲われた現場にも遭遇し、ロビーが犯人だと証言する。
4年後、刑期と引き換えに従軍したロビーはドイツ軍との激戦で傷つき帰還の船を待つ。外套の胸には、半年前ロンドンで再会したセシーリアからの手紙。彼女は家を出て看護師になっていた。
ブライオニーもまた看護師見習いとなり、勤めの間に姉とロビーの物語を書き綴っている。それはあの夏の嘘を詫びるため。ローラを襲った男は兄の友人ポールだった。思い切って訪ねた姉のアパート。ドアを遮る姉の背後からロビーが現れていう。「本当の事を書いてくれ。韻も装飾もなしに。そして二度と来るな」
1997年、テレビ局で新作「つぐない」についてインタビューを受けるブライオニーは77歳。彼女は語り始める・・・もうひとつの真実も。
ブライオニーは13歳時をシアーシャ・ローナン、18歳時をロモーラ・ガライ、老年時をヴァネッサ・レッドグレイヴが演じる。「プライドと偏見」のジョー・ライト監督。123分。26日からテアトル梅田、三宮シネフェニックスほか、5月3日から京都シネマで公開。 |
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9.11以降の対テロ戦争の問題をベースに、政治家の野望、ジャーナリストの葛藤、兵士や若者たちの苦悩を描く社会派の大作「大いなる陰謀」が公開される。
大統領選挙出馬をささやかれる上院議員(トム・クルーズ)から、TV番組のベテラン女性ジャーナリスト(メリル・ストリープ)に、単独インタビューの申し出が届く。アフガニスタンでのある危険な作戦を出馬への足がかりにしようとする議員が、特ダネを餌としてその作戦への好意的な報道を期待してのことだった。
議員とジャーナリストが作戦の裏に隠された企みを巡って腹を探り合い、緊迫のインタビューが続くまさにその時間、アフガニスタンでは意義ある人生と信じて対テロ戦争に志願した2人の若者たちに作戦決行の命が下り、カリフォルニアでは彼らの選択に誇らしさと戸惑いを感じる恩師の大学教授(ロバート・レッドフォード)が、若い学生たちと向き合っている。そして、その時が迫ってくる。
三つの現場のそれぞれの思いと現実がアメリカ、そして世界が抱えこんだ難題を鋭く浮き彫りにし、観る者に重く問いかける。教授役も演じるレッドフォード監督作品。92分。18日からTOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズ二条、OSシネマズミント神戸ほかで公開。 |
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◆シネオペラ 蝶々夫人
25日1)10時、2)13時半、京都府立文化芸術会館(河原町広小路下る)。プッチーニが涙しながら書いたとされるご存じのオペラ「蝶々夫人」は、明治の長崎を舞台にした若い芸者・蝶々さんとアメリカ海軍士官ピンカートンの美しくも悲しい恋物語。
ジャン・ピエール・ボネル監督がドイツで1974年に制作した作品で、生誕100年のカラヤンが指揮した名曲の数々が素晴らしい。145分。2300円(前売り2000円)。京都映画センターTEL075・256・1707。 |
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◆能楽 いけだ薪能
5月17日18時、池田城跡公園特設舞台。井戸和夫、池内光之助ほかで桜花を賛美する能「吉野天人」、善竹隆司、善竹隆平で仏像を求めて都に来た男とそれをだまそうとするニセ仏師の狂言「佛師」、梅若基徳、井戸良祐ほかで千筋の糸を投げる蜘蛛の精と勇者の戦いを描く能「土蜘蛛」の3演目。
3500円(前売り3000円)。いけだ市民文化振興財団(TEL072・761・3131)主催。 |
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◆展示 ルーヴル美術館展フランス宮廷の美
26日〜7月6日、神戸市立博物館(各線三宮)。洗練された文化が花開いた18世紀のフランス宮廷。ルイ15世の寵愛を受けたポンパドゥール夫人、ルイ16世の妃マリー・アントワネットら美を愛した女性たちがサロンを彩り、様々な芸術様式が展開される中、特注の装身具や調度品など美術工芸は頂点を極めていく。
その輝きを日仏交流150周年を記念し、ルーヴル美術館秘蔵の絵画や美術工芸品約140点でたどる。1400円(前売り1200円)。月曜(28日と5月5日除く)と5月7日休館。 |
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◆展示 源氏物語千年紀展〜恋、千年の時空をこえて〜
26日〜6月8日、京都文化博物館(三条高倉)。千年を経て今も愛され読み継がれる紫式部の「源氏物語」。
その登場人物や物語の背景となった平安時代の文化、今に続く様々な営みを、優れた絵画作品など国宝・重要文化財・重要美術品約40点を含む約160点で展観する。1300円(前売り1100円)。28日・5月5日除く月曜と5月7日休館。 |
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◆展示 聖徳太子ゆかりの名宝
26日〜6月8日、大阪市立美術館(天王寺公園内)。大阪府太子町の叡福寺に伝わる「聖徳太子絵伝」7幅の修復が完成し、500年ぶりに当初の鮮明な色彩がよみがえったのを記念する特別展。
その7幅をはじめ、羽曳野市の野中寺、八尾市の大聖勝軍寺を併せた河内三太子から約120件の宝物がそろい、太子信仰の歩みをたどる。1200円(前売り1000円)。月曜(28日と5月5日除く)と5月7日休館。 |
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◆能楽 能に見る源氏物語〜「夕顔」「玉鬘」
26日14時、大槻能楽堂(地下鉄谷町4、6丁目)。シリーズ第2回は2演目。山本順之による「夕顔」は、夕暮れの都五条で旅の僧が、光源氏とのはかない恋を語る廃屋からの声に法華経を手向けるうち、夕顔の霊が現れて…というお話。
多久島利之による「玉鬘」は、初瀬川で小舟を操る女が旅の僧を長谷寺まで案内し玉鬘の供養を乞う。女は玉鬘の霊だと打ち明けて消え去るが、再び髪振り乱して現れ、いまだ晴れぬ恋の妄執を懺悔する。47 |
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