ニューシニアの必読紙「フロンティアエイジ」
毎月第1水曜日に発行しています。 フロンティアエイジ
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2008年5月号第4面  
「高優賃」で変わる団地 低層階に安心設計
移り住む高齢者が増加 周辺に医療施設なども進出
    
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  介護付き有料老人ホーム
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   近畿大学通信教育
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   かつての住宅難時代、「コウダン」の名で親しまれたUR都市機構(旧日本住宅公団)の団地の風景が変わろうとしている。

 高齢化率の上昇を受け、高齢者向け優良賃貸(高優賃)住宅の名で「高齢者が安心してより長く暮らせる」ための住環境整備が進められ、戸建てから団地に移り住む高齢者も目立つという近畿の団地の様子を探った。
 
UR都市機構
 日本住宅公団が誕生した1955年当時、わが国の高齢化率は5%台だったが今は22%(07年9月)。15年に27%、20年には29%台に伸び、とりわけ独り暮らしの女性が増え続けると推定される。UR西日本支社によると近畿52団地を中心とする管内の高齢化率は19・8%(05年調査)。UR全体でみると家族に65歳以上を含む住宅の割合は35%に達する。

 このため、URは高優賃住宅の整備を進めてきた。60歳以上の夫婦または単身者向けに1階を主とした低層住戸(50平方メートルが標準)を確保し、バリアフリー化してトイレ、浴室に手すりを設置。希望者にはセキュリティー会社が有料で対応する安否確認などのシステムも整え、在宅での自立した暮らしを支えている。住宅によっては家賃も所得に応じて国とURの一部補助で軽減される。
 
先着順入居も可能  
   高優賃住宅は99年から整備を進め、これまでの供給戸数は近畿52団地で4580戸になる。継続して整備を続けながら毎月、入居者募集をしているが、千里ニュータウンなど人気の15団地は抽選入居になるものの、残る37団地は先着順で入居できるところまできている。

 半世紀を超えるURの歴史。50〜40年を経た既存団地の7割近くは建て替えを終え、高層化などで生み出された余裕敷地は少子高齢化施設に活用されている。東舞子、御影、西武庫、十条(京都)、紀寺(奈良)、旭ケ丘(豊中)香里、八尾、金岡の各団地では特別養護老人ホーム、介護施設、保育園、診療所など計10施設にのぼる。銀行、飲食店、商業店などが撤退した跡にデイサービスや介護事業所、医療施設などが入っている例も15団地にのぼる。

 地元公共団体や福祉団体、NPOなどの意見を聞き、民間の事業に用地を譲渡、賃貸することで実現した街の再生事業だが、そのほかに東豊中第2団地では、スーパーだった建物が07年11月に子育て・高齢者支援施設に変容して注目を集めている。
 
交流と支援で成果  
   施設の半分が会員制のカフェレストラン「ヒューマンキッズカフェ」。お茶と食事が楽しめる62席のほか、水の代わりにボールがあふれる幼児用プール、積み木や絵本などを備えた赤ちゃん用コーナーがあり、時間料金で親子が遊べる。8歳未満児と、その同伴者が利用できる会員制で、2400組が登録し、若い夫婦や孫を連れた高齢者の交流の場になっている。

 ガラス張りの窓越しに見えるのが、デイサービスセンター「ヒューマンライフケア豊中の湯」。ゆったりとした浴室とリハビリ・運動機能回復器具が整い、利用者が送迎付きで訪れ、トレーニング・入浴・食事のサービスを受ける。

 日曜を除く連日9〜18時に運営、1日17〜18人の利用者が訪れる。両施設の利用者は団地と周辺の住民。「窓から見る風景がきっかけで、双方の利用者でおやつ作りやクリスマス会を開きたいという要望が出ており、実現したい」(運営事業者のヒューマンリソシア・本田哲也さんら)という話も進んでいる。

 UR西日本支社・団地再生調整チームの森田敏彦チームリーダーは「関西最大級の武庫川団地でも子育て・高齢者支援施設が成果を上げています。民間の力を借りたまちづくりを積極的に進めたい」と話している。

 UR都市機構募集販売センターはTEL06・6346・3456。
 
ヒット講座つくりませんか JTBカルチャーがコーディネーター公募
10人以上で開講なら比例報酬 プラン採用時に登録料必要だが
   みんなに親しまれる内容豊かな講座を自分の手で立ち上げてみたい―そんな夢を企画立案し、実現すれば運営にも当たる「講座コーディネーター」の募集を大阪・梅田にあるカルチャーセンター「JTBカルチャーサロン」=写真=が始めた。

 「習い手」の側から「プランナー」あるいは「教え手」にもなれる新機軸の公募講座で、10月募集の講座から実現したいとしている。過去の受講経験から楽しめたテーマをさらに深めたり、未知の講師候補を発掘したり、あるいは自らが講師となるなど、講座の開発・運営に当たる。
JTBカルチャーサロン

 講師選定から3〜6カ月(月1〜4回)にわたる講座カリキュラムづくり、受講経費の算定、受講者募集および運営、継続促進を担当する。

 5月31日までに企画案を送り、採用されれば講座設定に関わる費用に見合う登録料(5万2500円)を納めて「講座コーディネーター」の名刺を受け取り、仕事が始まる。10人以上が集まって開講されれば、コーディネート料が支給され、人数不足で中止の場合は登録料の半額が返金される。

 くわしくはJTBカルチャーサロン・講座コーディネーター係(〒530−0001 大阪市北区梅田2−5−2 新サンケイビル5FTEL06・6348・1450)佐藤郁子。
 
継体と樟葉宮二つの講演会  
 
   樟葉宮での即位から今年が1501年、改めて注目が集まる継体天皇について、二つの講演会が相次いで開かれる。

 井上満郎・京都産業大教授による「天皇の宮と古代の都市〜継体天皇の樟葉宮を考える」が、5月24日14時から枚方市市民会館(京阪枚方市駅から5分)で。先着100人、500円。申し込みはFAX(072・856・3848)で、主催の樟葉宮歴史懇話会、長濱へ。

 高橋徹フロンティアエイジ編集委員の「継体天皇と樟葉宮」が6月6日14時からエル・おおさか南館(京阪北浜・天満橋)で。先着200人、1000円。問い合わせは主催の大阪労働協会(TEL06・6942・0001)。

 同協会の今年度エル・カレッジ歴史セミナー「かつての大阪は王都ひしめく地」6回講座の第3回。続いて7月18日=中尾芳治元帝塚山学院大教授「孝徳天皇と難波長柄豊碕宮」、8月20日=棚橋利光氏「称徳天皇・道鏡と由義宮」、9月8日=長山雅一氏「聖武天皇と難波宮」がある。
 
     
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