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| 働く人の目線で助言 |
専門医ら起業 原因究め職場復帰 |
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働く人たちの心の健康をサポートするメンタルヘルス・マネジメントの会社が4月、大阪市に誕生した。ストレス社会、心の時代を反映するかのようなニュービジネス。米国ではすでに定着している分野だが、大阪労働局は「メンタルヘルス・マネジメントの会社は、関西では初めてではないか」という。
会社名は「アップハート」。ストレスを解消し、心を上向きにする意味を込め、山田祥次代表取締役(67)=写真=が命名した。同社認定カウンセラー36人を中核に、個別カウンセリングなどメンタルヘルスケアのプログラムを企業に提供する。
山田さんは病院や介護老人保健施設、岸和田健老大学の理事長を務める医学博士で日本医師会認定産業医。心身医学会、抗加齢医学会会員でメンタルヘルス・マネジメントの資格を持ち、カウンセラーの養成に十数年携わってきた心と体のエキスパートでもある。
長年の臨床経験から企業による従業員の健康管理が身体面に偏り、メンタルの問題をなおざりにしていることに疑問を抱いていた。数年前から合理化や成果主義が強調された結果、リストラなどで働く人たちの多くが強い不安やストレスを抱き、心の健康が注目されたことから企業化を考えはじめ、厚生労働省が2006年3月に「指針」を出したことで起業を決断した。
「指針」は全ての企業がメンタルヘルスケアに「積極的に取り組むことが望ましい」とした上で、心の健康づくり計画策定を求め、(1)セルフケア(2)ラインケア(3)企業内の専門スタッフによるケア(4)外部スタッフによるケア―の継続的、計画的な実施・推進を明記している。
同社はまず、契約会社の業態に合わせ70〜80項目のストレス診断を実施してデータを登録。必要な場合は個別のカウンセリングで仕事、家庭でのストレス要因を突き止めたうえ、原因の排除、職場復帰などについてアドバイスし、専門の医療機関も紹介。管理者や従業員を対象とした講習・研修、全体プログラムの作成、フォローも引き受ける。
最も配慮するのは個人情報の保護と守秘。契約企業の全従業員がIDカード、パスワードを持つシステムを導入し、カウンセリングは企業を通さずに申し込んで受けられる。企業へ報告する場合も総合的な内容となる。
「日本では専門スタッフ不足やコストの問題などで8割弱の企業が手つかずの現状。米国でも外部への委託が主流だ。四つのケアを提供し、短期の問題解決を目指すので需要は多いはず」と語る山田さん。個々人の心の健康回復がモチベーションを高め、企業の生産性を引き上げる効果も見逃せないという。
同社は大阪市北区梅田2−4−7 桜橋ニコービル8階TEL06・6348・5115。 http://www.upheart.co.jp |
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| 篤姫の友「帯刀」を哀惜の念こめ描く |
ドラマ考証の原口泉鹿大教授 |
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NHK大河ドラマ「篤姫」のヒロインの若き日のボーイフレンドとして登場する肝付(きもつき)尚五郎=後の小松帯刀(たてわき)=の知られざる生涯を描いた『龍馬を超えた男 小松帯刀』がこのほど、東京・グラフ社から出版された。著者の原口泉・鹿児島大学教授は、このドラマの時代考証担当者。
帯刀は薩摩藩主の斉彬、忠義や国父の久光に仕えて27歳で家老となり、出自にこだわらず「軽輩」の西郷隆盛、大久保利通らを起用。坂本龍馬とも親交があり、明治維新に向けて大きな働きをしたが、新しい国の基礎が固まる前に病のため35歳で大阪で客死した。
歴史家たちの間では知られた存在だが、一般には他の維新の英傑に比べ、その名はあまり知られていない。その理由として原口教授は「病身で自らの命が短いことを悟り、徹底して自分に与えられた役割を果たし、世のため人のために粉骨砕身した無私の人だった」からだと書いている。
帯刀の意を汲み、その名を喧伝しようとしなかった子孫や崇拝者たちに代わり「帯刀に叱られることを覚悟して書いた」という著者。「幻の名宰相」帯刀の事績が十分に読み取れ、今後のドラマ観賞にも役立ちそうだ。四六判、254ページ、1365円(税込み)。 |
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| 聖徳太子の実像を専門家18人が探る |
斑鳩文化協の講演まとめる |
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18人の専門家や僧侶が古代史のスーパースター聖徳太子(廐戸皇子=うまやどのみこ)を縦横に論じた『聖徳太子の歴史を読む』がこのほど、京都・文英堂から出版された。
法隆寺がある奈良県斑鳩町の斑鳩文化協議会(亀井龍彦会長)が続けている講演会の講話を核に、新たに書き下ろしを加えてまとめた。
「聖徳太子の思想と行動」「聖徳太子 登場前夜」「聖徳太子の国政と仏教興隆」「聖徳太子の仏教美術と建築」「聖徳太子信仰と世界遺産」に分かれ、歴史学、地理学、仏教学、考古学、民俗学、建築史、美術史などさまざまな分野から、太子の姿を浮き彫りにしている。
共編者の上田正昭・京大名誉教授は「明治以後も太子信仰は生き続けており、(略)政治や経済さらに宗教をめぐる紛争の絶えない今の世に、聖徳太子の歴史と文化を改めて問う意義は大きい」と、はしがきで述べている。A5判、351ページ、2100円(税込み)。 |
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平成10年に通販会社の株式会社HRKを設立。経営に務めるかたわら週刊誌の相談コーナーやラジオ番組でも活躍する岩本初恵さんが今月、エッセー集「天国からの参考書〜父から学んだ経営」(B5判112ページ、1260円)をこのほど出版した。
迷った時、困った時に常に行くべき道を示してくれた父の言葉を、その人への深い思いをこめて語り、その恩恵をすべての人と分かちあいたいと願う。
第一作のベストセラー「生きる参考書」に続き、初丸出版(TEL092・954・0600)から刊行。 |
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文化人類学の草分けで、2年前に死去した米山俊直さん(京大名誉教授)の業績をまとめた「米山俊直の仕事 ローカルとグローバル」(A5判1027ページ、税込み1万2600円)がこのほど、人文書館から刊行された。
「米山チルドレン」を自認する14人の研究者たちによる編集委員会が、06年9月刊行の正篇『米山俊直の仕事 人、ひとにあう』に続き、同氏の著作から選んだもので、都市人類学の入門書となった名著「祇園祭」「天神祭」をはじめ7冊分を収録。人文書館TEL03・5453・2001。 |
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