ニューシニアの必読紙「フロンティアエイジ」
フロンティアエイジ
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2008年6月号第6面  
手配写真の父を恋う子 家族の絆問う「春よこい」
    
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   借金のカタに漁船を奪われそうになり、もみあううちに相手を死なせてそのまま逃亡した父・修治(時任三郎)。4年を経て9歳になった息子ツヨシ(小清水一揮)は、 気丈に暮らしを支える母・芳枝(工藤夕貴)に見守られながら父の帰る日を待つ。そして今年もまた交番の前に張り出された指名手配犯の中に父の顔を見つけ、そっと手をのばす。映画「春よこい」は昭和も晩年の海辺の町、唐津市呼子を舞台に描かれる。
春よこい

 ツヨシの行動は地元紙の記者・岡本(西島秀俊)に目撃されて「父ちゃん、今年も会えたね」という“感動の記事”になった。それは事件への心ない噂を蒸し返し、母と子にまた試練の時を招くことになる。自らも幼時に両親を失っている岡本は、自分なりの思いやりの誤ちを悟り、親子の絆と愛の強さにたじろぎながら、ある決心をする。一方、修治もある工事現場で古新聞の中からその記事を見つける。そして・・・。

 工藤夕貴が熱演。ほかに岡本の妹でツヨシの担任教師を吹石一恵、修治を追う刑事を宇崎竜童、ツヨシの祖父に犬塚弘ら。三枝健起監督。108分。7日から梅田ブルク7、なんばパークスシネマ、MOVIX京都、109シネマズHAT神戸ほかで公開。
貧乏な父子を救う「ミラクル7号」 ドジな地球外生物
 
ミラクル7号
      破壊的なナンセンスギャグとヒューマンタッチで、独自の世界を築いてきた香港の笑わせ王・チャウ・シンチーの3年ぶりの新作「ミラクル7号」がやってくる。

 工事現場で働くティー(チャウ・シンチー)は息子ディッキー(シュー・チャオ)を名門小学校に通わせるため必死に働いている。そんなパパを誇りに思いながら、度を越したビンボーぶりで同級生にいじめられるディッキー。そんな暮らしを、パパがゴミ捨て場から拾ってきた謎の地球外生命体「長江7号」が、さんざんドジを踏みながら変えていく・・・。

 「少林サッカー」「カンフーハッスル」と同様にシンチーが監督も兼ね、例によってCGを駆使して笑いを増幅するが、少年ディッキーを演じる女の子チャオが可愛い顔で主役の座をさらう。88分。28日から梅田ブルク7ほかで公開。
 
奇跡のシンフォニー 感動の調べが響く
 
奇跡のシンフォニー
      先月号で試写会プレゼントをした映画「奇跡のシンフォニー」が、いよいよ21日から劇場公開される。

 孤児院で育った11歳の少年が主人公。不思議な音に導かれるように施設を抜け出した彼が、運命的な出会いをしながら引き裂かれた新進チェリストの母とロック歌手の父から受け継いだ才能を、そうとは知らぬまま出会った人々の善意に包まれて磨き、初めて作曲したラプソディーの発表演奏会を迎える。そして、そのメロディーがニューヨークの夜空に鳴り響いた時・・・。

 全編に愛があふれ、少年エヴァンを演じるフレディ・ハイモアが可愛いく凛々しい。114分。TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズ二条、OSシネマズミント神戸ほかで公開。
 
 
ネイルの最先端7月に南港集結 13日は無料体験も
 
   女性の社会進出と歩調を合わせて浸透し、近年著しい進化を見せる爪先のおしゃれ。その最先端を知る「アジアネイルフェスティバルin大阪2008」が7月13、14両日、インテックス大阪6号館(南港・中ふ頭駅すぐ)で催される。
アジアンネイルフェスティバル

 関西でのネイルイベントは1988年に始まり、97年からはネイルフェスティバルとして定着、2006年にはアジアの名を冠して国内外のネイリストが腕を競う場ともなった西日本最大のイベント。一度の施術で約3週間もち、爪を保護しながら長く伸ばせるソフトジェルタイプなどでネイル人気は主婦、高齢層にも広まっている。

 世界の最新ネイルグッズが集結するトレードショー、最新技術を学べるクラスルームが催されるほか、13日は「学び、体感する日」としてJNA(日本ネイリスト協会)認定講師の施術でネイルを無料体験でき、人気のボーカル&ダンスユニットRSPや在日マレーシア人グループ「チンタ・サヤン」のダンスも。

 14日は「戦う日」とし、前日の国内外のトップ級が競うアジアカップや団体戦に続き、夏の日本一を決める全日本選手権、プロ部門、学生部門などネイル技術の個人戦が熱く展開される。両日10〜19時。カフェスペースもある。1日券2500円(前売り1500円)。
 
 
観ようか  
 
 
モディリアーニ展
展示 モディリアーニ展
 7月1日〜9月15日、国立国際美術館(大阪・中之島)。イタリア・トスカーナ地方に生まれ、21歳でパリに移って35歳で没したモディリアーニの画業を20世紀初頭にアフリカやオセアニアの民族美術に影響を受け、ピカソやマティスらも傾倒した「プリミティヴィスム(原始主義)」に注目して振り返る大規模展。

 日本では初公開の作品を含む約150点の油絵と素描を、パリ移住、彫刻家ブランクーシとの出会いによる原始主義への傾斜、独自の画風の展開など4部構成で展観する。7月21日、9月15日を除く月曜と7月22日休館。1500円(前売り1200円)。
 
 
能
能楽 大槻能楽堂自主公演
 ナイトシアター=20日19時半。茂山忠三郎、茂山良暢による狂言「伯養」に続き野村四郎の能「俊寛」。平家打倒の密議が発覚し鬼界島に流された3人。やがて赦免船が来たが、赦免状に俊寛の名だけが記されておらず…という話。

 源氏物語シリーズ=7月12日14時。第4回は赤松禎英による「碁」。旅の僧が見た夢は、光源氏が垣間見たのと同じ空蝉が軒端の萩と碁に興じる姿…という稀曲。お話ゲストは塩川正十郎、葛西聖司の両氏。

 各4700円(前売り4200円)。大槻能楽堂(地下鉄谷町4、6丁目)はTEL06・6761・8055。
 
 
国宝 毘沙門天像
展示 国宝 法隆寺金堂展
 14日〜7月21日、奈良国立博物館。世界最古の木造建築である法隆寺金堂は、飛鳥時代を代表する多くの仏像や工芸品が伝わる美の宝庫でもある。仏を安置する須弥壇の改修を機会に、仏像、天蓋、台座や再現壁画が初めて寺外でそろって公開される稀有の機会(一部は展示期間に制限あり)。

 飛鳥時代の四天王や平安時代の毘沙門天、鎌倉時代の阿弥陀三尊などの国宝、重要文化財に加え、1949年の火災での焼損後、安田靫彦、前田青邨ら巨匠の手で再現模写された壁画12面もすべて展観される。1200円(前売り1000円)。7月21日除く月曜休館。
 
 
城崎幻想
展示 冒険王・横尾忠則
 27日〜8月24日、兵庫県立美術館(阪神岩屋、JR灘)。兵庫県西脇市に生まれ、多彩な芸術活動を続ける作家に「冒険」という切り口で迫る。

 少年時代に熱中した江戸川乱歩の「少年探偵団」やジュール・ヴェルヌの「海底二万里」などの冒険物語をテーマにした絵画をはじめ、自身の芸術的冒険であるポスターやコラージュ、グラフィックとその下絵など数百点を「予感/選択」から「戦士の休息」「冒険は終わらない」までの7章で通観する。1200円(前売り1000円)。月曜(祝日の場合は翌日)休館。
 
 
ルノワール展
展示 ルノワール+ルノワール展
 7月21日まで、京都国立近代美術館(岡崎公園内)。印象派の巨匠ピエール=オーギュスト・ルノワールの画業を、その次男で身近にいて薫陶を受けた映画監督ジャンの多くの名作との対比で見つめ直す意欲的な父子展。オルセー美術館の全面協力で同館所蔵のルノワール作品18点をはじめ国内外から集めた絵画約50点と、初期の「大いなる幻影」から「フレンチ・カンカン」、晩年の「恋多き女」に至るジャンの映画12本の抜粋を、家族の肖像、モデル、自然、娯楽と社会生活の4テーマで展観する。1500円。

 7月21日除く月曜休館。関連展示「オーギュスト・ルノワールとパリ・モード」のほか、火〜金曜にはジャンの監督作品のDVD上映もある。
 
     
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