ニューシニアの情報新聞「フロンティアエイジ」6月プレミアム号
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2008年6月プレミアム号第3面 プレミアム号index
 
「ほたるまち」でこちらABC
 
朝日放送23日から新社屋で放送
   水の都・大阪のシンボル「中之島」とその周辺が今、急速に変わろうとしている。今秋10月19日に開業予定の京阪・中之島線は、天満橋駅を出て中之島北岸沿いに地下を走り、なにわ橋、大江橋、渡辺橋の3駅を経て玉江橋西方の終点中之島駅まで2.9キロの新線。それを起爆剤として様々な地域、街づくりが進む中、先陣を切って大阪市福島区の「ほたるまち」が5月に街びらきし、今月23日には朝日放送が新社屋で放送を始める。
   「ほたるまち」は中之島駅から玉江橋で堂島川を渡った対岸、大阪大学医学部付属病院の跡地(約2.1ヘクタール)一帯。「水都・OSAKAαプロジェクト」推進協(朝日放送など8社)が「文化・情報発信、にぎわい、都心居住」をコンセプトに再開発を進めてきた。
ほたるまち

 文化・情報発信の拠点となるのは北区大淀南から移ってくる朝日放送の新社屋。隈研吾氏の設計でテレビスタジオ4、ラジオスタジオ5を持つ16階建て。新社屋での放送開始は今月23日だが、併設の新・ABCホール(258席)ではすでに街びらきの5月2日から今月22日まで8劇団による「中之島演劇祭2008」を公演中。

 7月6〜10日の5日間は「日曜落語なみはや亭」の特別興行(別項参照)。続いて7月12日〜21日はショートフィルムフェスティバル。井筒和幸、大森一樹、崔洋一、阪本順治、李相日の5監督が、こどもをテーマにした新作で生れたばかりのほたるまちを盛り上げる。

 ほたるまちには多目的ホールの堂島リバーフォーラム(1200席)も誕生。両ホールを含む6会場では谷村新司、松浦亜弥、上田正樹ら関西ゆかりのアーティストが競演する「中之島音楽特区」12ステージが今月28〜30日に催されるが、すでに完売ステージも出る人気。 
 
文化・暮らし・にぎわい融合 堂島川畔に先進の街
   ほたるまちににぎわいを呼ぶ施設も今月下旬から8月にかけ続々オープン。大丸ピーコック、フィットネスクラブ、クリニックモール、レストランなどが入る商業棟のほか、地上177メートル、50階建て住宅棟The Tower Osaka(分譲480戸、賃貸80戸)の1、2階部分にもすし、そば、和食、中国料理、スペイン料理店が入り、傍のリバーテラスにはリーガロイヤルホテルのカフェバーも。

 また、ヨーロッパのアパートメントをイメージさせるレンガスタイルの最高級賃貸マンション・リバーレジデンス堂島(75戸)の中には、慶應義塾大学や大阪芸術大学のサテライトキャンパスも設けられる。慶應はこの地が創始者・福澤諭吉の生誕地であり、学んだ適塾にも近いなどの縁で関西進出の拠点に選定、誕生地の記念碑もここに移された。

 「ほたるまち」の名は与謝蕪村の俳句「淀船の 棹の雫も ほたるかな」がヒント。名付け親のコピーライター道面宜久さんは「本物のホタルの光をここに呼び戻すことは不可能かもしれないが、かつて川とともにあった美しいものを思い出させ、優しい光で川の流れを照らす街になってほしい」と願う。

 まだ数棟の高層ビルが立つだけの「ほたるまち」だが、堂島川を隔てた中之島の国立国際美術館、阪大中之島センター、大阪市立科学館、リーガロイヤルホテルなどの文化発信拠点と連携し、魅力あるウオーターフロントを生み出すだろう。渡辺橋駅あたりでは、中之島ダイビルに続き、朝日新聞大阪本社、フェスティバルホールの建て替えも日程に上っている。
 
中之島音楽特区  
  6月28日
◆塩谷哲、矢井田瞳、Skoop On Somebody、 orange pekoe、上妻宏光ほか=18時  半、フェスティバルホール。6000円(前 売り5500円)
29日
◆有山じゅんじ、上田正樹、木 村充揮、近藤房之助=17時、大阪市  中央公会堂。5000円(前売り4500円)
30日
◆Kiroro、馬場俊英、やなわら ばー、鶴=19時、フェスティバルホー ル。5300円(前売り4800円)
◆風味堂、いきものがかり、植村花菜、 サクラメリーメンほか=18時半、堂 島リバーフォーラム。4500円
TEL06・4798・2600(平日10〜18時)。
 
なみはや亭特別興行 5日間6公演に36人
 
笑福亭三喬さん
 朝日放送の新社屋内に設けられた新・ABCホールでは、日曜朝8時半からのラジオ番組「日曜落語なみはや亭」の特別興行(特別協賛・白鶴酒造株式会社)が催される。7月6〜10日の5日間連続6公演の公開録音で36人の落語家が出演予定。

 同番組は97年10月から始まり、これまでに公開録音は62回。そこで収録した演目を中心に放送してきた。通常は芸歴の古い演者や師匠クラスが最後の出番(トリ)を務めるが、今回の特別興行では、有望株の若手や中堅にあえてトリを取らせる。先輩たちが演じた後の重圧を跳ねとばし、中堅・若手が実力をどう発揮するか、それも見ものという催し。

 初日の幕開け公演にトリで出る笑福亭三喬さん=写真=は、この番組の最多出演者。「ラジオに耳を傾けてほしいと願い続けながら演じてきた。さらに上を目指して頑張りたい」と話している。

 公演日程と現時点の出演予定者(各公演末尾がトリ)は下表の通り。
 
7月6日昼


6日夜 


7日夜 

笑福亭たま 
桂文華 
桂三歩 
桂歌之助 
桂雀三郎 
笑福亭福笑 
桂三金 
笑福亭仁智 
月亭八方 
林家花丸
桂文珍
笑福亭三喬
桂坊枝
桂春団治
桂こごろう
桂梅団治
桂三枝
桂つく枝
8日夜 


9日夜


10日夜
桂春菜 
桂きん枝 
笑福亭鶴光
桂吉坊
桂小米朝
桂雀々
桂阿か枝
林家染二
林家染丸
笑福亭鶴二
桂ざこば
笑福亭銀瓶
桂小春団治
笑福亭松喬
桂吉弥
桂団朝
笑福亭仁鶴
桂あやめ
      (昼=14時、夜=18時半開演)
 
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