ニューシニアの情報新聞「フォロンティアエイジ」2月プレミアム号
フロンティアエイジ
第1面 第2面 第3面 第4-5面 第6面 第7面 第8面(広告)
2008年6月プレミアム号第4-5面 プレミアム号index
 
また行きたい休暇村
イメージを一新した「休暇村」を2月20日のプレミアム版で紹介したところ大反響。好評に応えてもう一度、記者たちが別の「休暇村」4ヵ所を訪ねてみた。
紀州加太 越前三国
蒜山高原 大久野島
 
 
50歳以上なら Qカードが得

 休暇村には50歳以上を対象とした「Qカード」会員制度がある。入会金も会費も不要で、2年の有効期間中は利用ごとに100円につき5ポイント(1ポイント=1円)がたまり、カードを示せば割引や特典が受けられるほか、お得な情報を盛った情報誌「倶楽部Q」(無料)が定期的に送られてくる。申し込みは各休暇村フロントまたは休暇村大阪センターTEL06・6343・2290へ。

近畿と北陸の7村巡り特典

 今号の紀州加太と越前三国、2月に紹介した南淡路と南紀勝浦に近江八幡、竹野海岸、能登千里浜を加えた近畿・北陸の7休暇村が10月30日までスタンプラリー実施中。7村を回って各1字の合言葉をゲットし、並べ替えてできる言葉を正解すると1泊2食の宿泊券プレゼント。今から7村は少々きついが、5村で特産品、3村でアメニティグッズのプレゼントも。詳細は休暇村ホームページで。

 
紀州加太  
この貴重なのどかさ 砲座跡近くに関空レーダー
 
   休暇村「紀州加太」は、紀淡海峡を望む標高110メートルほどの高台にある。眼下に加太港や友ケ島が望め、釣り船や貨物船が行き交う。振り向くと、若葉が輝く照葉樹の森。

 「素晴らしい景色、もっと前に来たかった」―展望台で妻が言う。大阪の中心部から電車で2時間足らず。大阪北部の家からも、高速道路でほぼ同時間。職場の慰安旅行や仲間との釣りで数回訪れているのだが、夫婦旅となると「二人とも初めてのところへ」となって今回が初めて。妻の「素敵。素敵」が耳に痛かった。
紀州加太

 美しい夕日もここの自慢。「露天風呂からの夕日は格別ですよ」と勧められ、夕食前にひと風呂浴びた。温泉ではないが、 浴槽に備長炭をびっしり詰めたネットがいくつも沈めてある。大きな太陽が、淡路島の彼方にゆっくりと沈んでいった。

 その夜味わったタイの料理も絶品。活造り、あら煮、茶碗蒸し、焼き物、しゃぶしゃぶ、釜飯と、加太の海で取れた新鮮な天然マダイの料理だけで7種類もあった。6月からはハモに代わっている。

 付近一帯は終戦まで、民間人立ち入り禁止の要塞地帯。高台には紀淡海峡に照準を合わせた大砲が据えられていたという。翌朝、ウバメガシの茂る林の小道を砲台跡まで散歩。見えると聞いた明石大橋は天気が良すぎて霞んでいた。

 チェックアウトの後、加太港から船で十数分の沖ノ島へ。四つの島からなる友ケ島の中で最大の島。美しい海岸と豊かな森を楽しめる場所だった。

 友ケ島もまた、かつての要塞地帯。瀬戸内海に侵入する敵艦に備え、聴音所や砲台があった。その跡には説明板も立ち「文化遺産」として、それなりの管理がされている。標高約120メートルの島の最高点のすぐ下、八つの砲座跡が残る近くには関西空港用のレーダがそびえる。外国からの飛来機を歓迎し安全に誘導する設備。「戦争と平和」を象徴する近代史の教材でもある。

 友人と来てひたすら釣りやテニスを楽しんだ記憶に比べ、妻と来た今回は何かしらゆったりと心豊かな旅になったように思えた。 (高)

 ◆メモ 「フロンティアエイジで見た」と告げて予約すれば8月31日(7月19、20、26日と8月2、9〜16、23日除く)まで、加太御膳コース1泊2食が1万500円、はもまつりコースは同1万3650円に。土曜と7月15、21日〜8月30日は各1050円増▽TEL073・459・0321.
 
 
越前三国  
家々に北前船の残影 海の幸満喫し花めでて湯に
 
   文明開化の荒波が襲う江戸末期まで、列島に物産、文化を運んだのは北前船。その一大拠点だった越前・三国は往時の繁栄が町並みに残り、人々のやさしさが息づく。JR北陸線の福井から沿線自治体が運行するえちぜん鉄道に乗り換えてすぐ、その風を感じた。女性乗務員が笑顔で挨拶し、高齢者の乗降を介助しながら沿線行事をガイド。終点の三国港まで、ほのぼのとした55分だった。

 「ボランティアガイドきたまえ三国」創設者の寺岡賢一郎さん(83)と出会った博物館みくに龍翔館は緑の丘にたつ白亜五層の洋館。明治の学制でいち早く町民がオランダ技師に設計を頼んで建てた小学校を復元したもの。町のにぎわいぶりなど寺岡さんの解説は熱がこもる。
越前三国

 坂道を下りた三国湊の街には、船箪笥など古家具を並べた古美術ギャラリー、花街の名残、250年前からの饅頭屋さんに越前生蕎麦店、商社経営の旧家や旧銀行本店、そして豪商たちが競って建立した寺社。まさに「三国ワールド」で寺岡さんたちのボランティア拠点もその町家のひとつ。三味線教室兼喫茶店で江戸小唄を聴きながらのお茶も風流だった。

 三国港から北へ。東尋坊、雄島、越前松島は日本海の荒波が刻んだ奇岩絶壁の景勝地。その背後に広がる海浜自然公園にあるのが休暇村「越前三国」。松原と芝生の13ヘクタールに鉄筋5階の70室。温泉露天風呂を囲む庭園は200平方メートルで中央に桜の木立があり、四季の花たちも。「サクラの頃は湯船に花吹雪が・・・」と神戸からの竹田信夫さん(60)。全館バリアフリーで足が不自由な奥さんも車椅子で入浴でき、そろっての常連さんだ。

 カニ、甘エビ、ウニに日本海の魚、地産の野菜料理が自慢。「部屋はきれいで、魚がうまくて安い。たまんないです」。東京からの男性は絶賛した。 (む)

 ◆メモ 「フロンティアエイジで見た」と告げて予約すれば7月17日まで「日本海荒磯盛会席」コース1泊2食が1万2500円、7月18日〜8月28日(7月19、20、26日と8月1〜17日、23日を除く)は「夏の涼み会席」コース1泊2食が1万2000円に。ともに入湯税別▽TEL0776・82・7400。
 
 
蒜山高原  
山に登ろか馬乗ろか のんびり湯治食もまた多彩
 
   岡山県北部、標高500メートルの蒜山(ひるぜん)高原にある休暇村は、行動派にも、のんびり湯治派にも楽しめるリゾート地だ。行動派には高原の北側にそびえる蒜山三座(上蒜山、中蒜山、下蒜山)が初夏は新緑、秋は紅葉で登山を促す。時間と体力があれば三座縦走(10キロ約7時間)、無理ならどれか一つ(往復各6キロ約3時間半)でもいいが、登山口に日本名水百選“塩釜冷泉”がある中蒜山(1122メートル)が最も手ごろだ。山頂から眺める高原は雄大、伯耆大山も美しい。登山口までは休暇村から送迎してくれる。
蒜山高原

 全長28.3キロの高原サイクリングロードはアップダウンがあって少々脚力、体力が必要かも。引退したG1競走馬もいる“蒜山ホースパーク”では乗馬体験もできる。

 湯治派には休暇村自慢の天然ラドン温泉が待つ。泉質は含弱放射能―ナトリウム―塩化物・炭酸水素塩泉。よくあたたまり、リウマチ性疾患や筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復などにいいという。ここでゆっくりくつろぎ、高原一帯に広がる牧場でジャージー牛や羊と触れ合ったり、白樺林を散策したりして過ごすのもいい。

 夏場になると家族連れが増える。キャンプ場や遊園地もあり、7月中旬までラベンダーが香るハーブガーデン・ハービルなど、緑あふれる高原の自然を満喫できる。

 食事は蒜山田舎もんバイキング。蒜山大根や特産の青大豆、山菜や川女魚(かわめ)など地元食材のメニューは50種類に及ぶ。新鮮な刺身も山陰最大の漁港・境港に近いと聞いて納得。季節によって会席料理も選べ、7月18日までの“初夏会席”は和牛の朴葉石焼や4種の刺身、季節の野菜、名物の蒜山おこわなど8品。

 地元の山ブドウを使ったワインは絶品で、辛口の赤は和食に合い、甘口のロゼは女性に人気とか。一番人気というジャージーヨーグルトは、評判に違わずコクがあっておいしかった。 (木)

 ◆ メモ 大阪・梅田から高速バスで米子自動車道江府ICまで約3時間。江府から送迎(要予約)。車なら中国自動車道から米子自動車道の蒜山ICへ▽「フロンティアエイジで見た」と告げて予約すれば、7月21日〜8月31日(8月9〜16日除く)の間、1泊2食(ともにバイキング)1万500円(入湯税別)に。土曜泊1050円増▽TEL0867・66・2501。
 
 
大久野島  
時移りウサギの楽園 毒ガス島は今平和味わう場
 
   瀬戸内海に外周100メートル以上の島は727あるが、大久野島ほど異名の多い島はない。まずは「ウサギの楽園」。周囲4.3キロの全島まるごとの休暇村に野生のウサギがすみつき、すっかりなついて観光客に癒しと安らぎを与える。

 大久野島の船着場に着くとさっそく体長30センチ前後のウサギ2、3羽が「ようきんさった」とばかりに足元へ。送迎バスの窓からもあちこちに見え「事故は?」と問うと「一般車は通行禁止、私たちも速度を極力抑えてます」。

 本館に着き、前の広場でまたびっくり。数人が牧草でつくったえさ(100円)をまくと、みるみる周囲はウサギの群れ。1971年に小学校で飼育していた8羽が放されて繁殖。「調査していないが現在約350羽」。犬の連れ込みも禁じられている。
大久野島

 レンタサイクルで島内を一周すると「毒ガス島」の顔と出あう。木々の緑と海の青を背景に戦前戦中の毒ガス貯蔵施設跡、20年前にできた毒ガス資料館もある。日露戦争に備えた3カ所の砲台跡とともに近現代史の証人。関西などの小学校から修学旅行で毎年約1万人が平和教育のために訪れるというのもうなずける。

 天然ラドン温泉(24時間開放)で汗を流して夕食。バイキング形式で地産の小魚、有機農法野菜を生かした53種が並ぶ。目玉は「芸南のタコ」料理と「アツアツてんぷら」。タコはタコ飯から酢の物まで、てんぷらはタチウオ、キスなど旬の魚を目の前で揚げてくれる。7月からは幻の牛肉とされる「峠下(たおした)牛」のミニ会席も始まる。

 瀬戸内の自然や歴史を学ぶビジターセンター、テニスコートやプールもあり「3世代家族、女性の1人旅、熟年カップルが主流」と営業課長の鈴木敏康さん(36)。「ウサギの楽園」はだれにもやさしい空間のようだ。そういえば島の形まで伏したウサギに見えてきた。 (鶴)

 ◆メモ 山陽新幹線三原から呉線忠海、忠海港から船便。車なら山陽自動車道河内IC〜国道432号〜185号で忠海港無料駐車場▽7月1日〜9月30日の間「フロンティアエイジで見た」と告げて予約すれば峠下牛とこだわりバイキング1泊2食が9800円(7月19・20日と8月9〜16日除く)に。土曜日と7月21日〜8月24日、9月14,21、22日は1050円増、7月26日、8月2,23日は2100円増▽TEL0846・26・0321。
 
ASA(朝日新聞販売店)は元気シニアを応援します。
  株式会社フロンティアエイジ
  〒541-0046 大阪市中央区平野町3丁目1−8−301
  TEL:06−6202−3133 FAX:06−6202−3055 
  e-mail : 
ニューシニアの必読紙「フロンティアエイジ」
Copyright 2005 Frontier-Age All Rights Reserved
フロンティアエイジ 会社案内 所在地 広告案内