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落語には「マクラ」と言って、本題に入る前に軽いはなしを振ることがある。何でも、はなしの冒頭(アタマ)に付くから「マクラ」と言うそうで、本題に関連した話題を扱い、たいていは長くはしゃべらない。
ところが桂枝雀さんのマクラは、目の付けどころが違うユニークなものが多く、それをたっぷりと演じた。例えば、お天気を扱った『日和(ひより)違い』では、全体で28分ちょっとの中で、12分余がマクラだった。こんな具合である。
「お天気(予報)がなぜそう当たらないのかといいますと、これはもう故(ゆえ)のあることでございまして…」で始まり、地球が出来て海が出来て、そこからアメーバみたいなものが誕生し、陸に上がって両生類、爬虫類、哺乳類と進み、ついには人間出現に至るまでの数十億年を、あの独特の身ぶり、表情を交えて語るのである。
そして言う。「向こう(お天気)はアメーバの時代からお天気、雨、曇り、お天気、雨、曇り、こればっかりで、ずうっときてるわけですから、年季が入ってます。(人間と)歴史が違いますからね」。それほどの差があるのに「我々の浅はかな知恵でですね、『明日は雨や』てなこと言うのはだいたい、不遜な態度です」とまで言い切る。
7日から「北海道洞爺湖サミット」が始まる。会議の主要テーマは地球環境問題の解決だ。氷河が溶け出した。大規模な干ばつが起きている。巨大な竜巻やハリケーンが多発、サイクロン被害も大きくなっている。生物への影響も多大で、えさ場が減って北極のクマが餓死する様子が、テレビや新聞で伝えられている。これらは地球の温暖化が招いたものだ、と言うのだ。
気候変動がこのような現象になるまでには、それこそ長い歳月があったはずだ。その対策は早急に、そして腰をすえた取り組みが求められている。「明日からは大丈夫や」てなことにはならない。まさに「歴史が違います」からね。 (演芸ライター) |
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「クォーターテニス」は、呼び名の通り4分の1の広さのバドミントンコート(6.4×13.4メートル)を使い、小型のラケットで黄色いスポンジボールを打ち合う競技。ルールは硬式テニスとほとんど変わらない。
1985年に西宮市の職員が考案したが、よく似た競技が多くラケットテニス、ショートテニス、フレッシュテニスなど、地域によって名称が異なり、全国統一名称は「スポンジテニス」という。クォーターテニスは、兵庫県が最も盛んで、島根県、富山県が続く。
6月初旬、芦屋市立体育館での第7回「芦屋協会長杯」競技をのぞくと、58人のお年寄りが、6つのコートでグループ戦に熱くなっていた。ダブルスだが1試合ごとにペアを組み替える。女性ペア、男女ペア、それぞれに笑いや掛け声が入り交り楽しそうだ。
芦屋市の体育指導員だった小谷賢治さん(78)が15年前に実技研修に参加。「手軽にできて、スポンジボールで危険性も少なく、生涯スポーツにもってこいだ」と、芦屋へ持ち帰って普及活動を始め、日増しに愛好者が増えた。
1セット4点先取すれば勝ちの5セットマッチ(3セット先取)が原則だが、時間制など、いろんな試合形式がある。小谷さんはより楽しくプレーできるようラケットの大きさ(55センチ以下)やネットの高さ(90センチ)も改良、02年に芦屋協会を設立した。
プレーや大会運営に忙しい近藤岱子さん(65)が「高齢者スポーツに最適です。私はバドミントンもやっていますが、クォーターテニスは動きがソフトだし、ペアでの競技なので仲間づくりにもいい」と言えば、岩下芙佐子さん(66)は「室内なので日焼けもしないし、ケガもない。女性向きですね」。
それを裏づけるように市内6グループのうち、たとえば平均年齢66.8歳の「火曜クラブ」は男性5人、女性31人。「金曜クラブ」は男性7人、女性25人と女性の比率が高い。初心者でもすぐプレーでき、ストレス発散にもいいから、長続きするのだろう。
最高齢の田中實さん(88)は「軟式テニス出身で、戦中もやっていたほどのテニス大好き人間にはありがたい競技。健康維持と親睦にもってこいです」。しなやかプレースタイルとマナーの良さはみんなの憧れだそうだ。左ききの檀上忠利さん(68)は「私は定年になってから始めた。フワフワしてる感じだが、スピードだけじゃ勝てない。ミスしないことですね」と、ラリーを続ける。
協会長の澤村太郎さん(81)は「費用も安く、手軽に危険性なく楽しめる。これからも体験講習会などを開いてお年寄りにスポーツの楽しさを味わってもらいたい」と願う。問い合わせは、近藤さんTEL0797・31・1834。 (英) |
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| 活躍がめだつ移籍選手 |
トレードで眠れる素材にもチャンス |
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プロ野球は今シーズンも移籍選手の活躍が際立つ。筆頭は阪神・新井。広島からのFAで同じ道を歩んだ先輩金本との3、4番コンビは12球団一。アベック打点の試合での勝ちはすでに20を超え、打率でも打点でも競り合っている。同じFAで西武から中日入りした和田も、安定した打率で打撃10傑入りし、5番の役割を果たしている。
FA選手に対する「人的保障」でトレードされた選手も頑張っている。広島入りした赤松は中堅で1番を打ち、先頭打者ホーマーなど5本塁打を放ち、チームに溶け込んだ。中日からの岡本真も、セットアッパーの役割をきちんと果たし、西武の躍進に貢献している。
阪神とオリックスの間の浜中・平野トレードも両者に大きな収穫。なかなかピッチの上がらない巨人もラミレス、クルーン、グライシンガーの外国人トリオは期待通りの働きだ。ヤクルトと横浜が、年俸の高騰に耐え切れず手放した3人だが、今やすっかり巨人の投、打の軸。オリックスのカブレラも、西武時代の一発屋としての本領を発揮している。
やはり、同一リーグ内での移籍は、手の内を知っているので、戦いやすいのだろう。トレード制限期限が従来の6月末から7月末へ1カ月延びた。巨人は6月に入って「次代のエース」といわれた真田(1年目6勝3敗)を出して横浜・鶴岡捕手(13年目)、中日は石井投手(4年目)を横浜・小池外野手(10年目)と交換トレードした。
今後も確かな眼力でトレードを積極的に進めてファンを楽しませ、眠っている素材や若い芽を開花させてほしい。 |
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[プロ野球] 8〜10日 阪神―巨人(甲子園)▽25〜27日 オリックスー楽天(京セラD大阪)▽オールスター第1戦 31日(京セラD大阪)
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