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「加賀を究める」をテーマに昨年10〜11月に2週間催して好評だった「金沢大学シニア短期留学」が、第2回の今年は奥能登に学習の場を移し、9月11日から1週間の日程で開講されます。同大学の地域連携推進センターがカリキュラムを組み、フロンティアエイジ、日旅九州エンタプライズが協働参画するもので、今回のテーマは「トキと祭の能登学」です。
本州で最後の1羽となったトキが生息していた能登は、アカマツが多いなど生息に適した自然環境があり、先日は迷いコウノトリが飛来したほど。石川県は今、佐渡のトキの分散飼育に力を入れようとしています。
そうした能登半島の自然や環境にふれるとともに、能登キリコ祭りと総称される古くからの多彩な祭りが残り、祭りのデパートといわれる地で実際に祭りに参加し、キリコを担ぐ体験などを通して能登の歴史や文化を学ぼうというものです。
前半の2日間は金沢大学のキャンパスで開講式と近世城下町として世界遺産登録をめざす金沢の武家文化を考える講義などがあり、後半は能登半島最先端の珠洲市に宿泊し、棚田など日本の原風景が残る輪島市金蔵の里山、珠洲の揚げ浜式塩田や能登町キノコ山の保全活動の見学、三崎町小泊の八幡神社秋祭りへの参加などの体験学習となります。
現地で町おこしや地域再生に熱心に取り組んでいる人たちと交流する機会もあり、へんざいもん(辺採物)といわれる土地の野菜や山菜、キノコ、能登沖の新鮮な魚介、能登牛などを食材にした地産地消の食事も楽しめます。
また、小泊が舞台で現地ロケされた映画「能登の花ヨメ」(8月下旬一般公開)の鑑賞も組み込まれています。田中美里、泉ピン子ら出演で、都会から能登に住む婚約者の母を訪れた女性が、地域の人たちとも触れ合う中で、都会生活で見失っていたものを再発見するという物語です。
なお、今回の短期留学は同時期に開催される「能登エコ・スタジアム2008」のシニアコースにもなっており、金沢大学と石川県、国連大学高等研究所などが連携して行う活動報告会や環境講演会などにも参加できます。
50歳以上が対象で、定員は25人、参加費用は宿泊料込みで19万8000円。問い合わせ・申し込みは日本旅行関西企画旅行支店「金沢大学シニア短期留学」係TEL06・6209・0707へ。 |
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知名度の低さが話題にもなった出雲(島根)が今、熱い視線を浴びはじめています。世界遺産の石見銀山は相変わらず大変なにぎわい。今秋からはNHK朝の連続ドラマ「だんだん」の舞台になります。その出雲の島根県立大学でこの秋、初のシニア短期留学「出雲学講座」が開講します。
出雲は縁結びの神の出雲大社、山陰唯一の松江城天守閣、日本文化の奥深さを世界に発信したラフカディオ・ハーン(小泉八雲)邸跡などが、古くから観光スポットとして人気を集めてきました。それに加え近年は、大量に出土した銅剣、銅矛、銅鐸など弥生の青銅器類を展示する県立古代出雲歴史博物館が人々を惹きつけています。
こうした観光資源は奥深い「出雲文化」の産物です。今回の出雲学講座ではこれらを生み出した歴史と背景を、知的好奇心あふれる人たちに各方面から学んでもらおうというものです。ただ「学ぶ」だけでなく「楽しむ」「癒す」「交流する」など、ユニークなプログラムも組み込まれます。
まず、小泉八雲の曽孫である小泉凡・同大短期大学部准教授の「八雲論」講座と、邸宅跡などゆかりの地めぐりで開講します。翌日は神話、神社、神楽などの連続講義、4日目は出雲大社や歴史博物館などを、現地で解説を聞きながら学びます。
その後も▽松江の歴史と文化の講義に続く城下めぐり▽戦国大名尼子氏についての講義を聞いた後にゆかりの富田城跡へ▽出雲の弥生や古墳時代の話の後に荒神谷や加茂岩倉遺跡へ―と「座学」と「現地講義」をセットにしたカリキュラムが大半です。講師は同大学教員だけでなく、いずれも出雲を代表する研究者、文化人ばかりです。
世界遺産の石見銀山にも足を運んで現地講義。地元の人たちとの交流会や現地の素材を使った郷土料理を楽しむプログラムもあります。この短期留学は同大学と日旅九州エンタプライズ、フロンティアエイジが協働、島根県の後援、NPO法人出雲学研究所の協力で企画したものです。
期間は9月28日から2週間。参加資格は50歳以上で先着25人。松江温泉内での宿泊を含め参加費用は24万9000円(前半1週間のみ参加は14万9000円)。問い合わせ・申し込みは日本旅行関西企画旅行支店「島根県立大学シニア短期留学」係TEL06・6209・0707へ。 |
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◆シニア短期留学合同説明会 8月9日にエル大阪(京阪・地下鉄天満橋)で開きます。13時半=金沢大学▽15時=島根県立大学。 |
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縁結びの神の里といわれながら意外に知られていない出雲を、関西の人たちにもっと知ってもらおうと、島根県のNPO法人出雲学研究所は今月27日14時から、大阪市中央区のエル・大阪(京阪・地下鉄天満橋5分)で「出雲学フォーラムin大阪−今、出雲がおもしろい」を開く。島根県とフロンティアエイジが後援。
講師は出雲を語らせれば右に出る人がないといわれる歴史学者で文学者の藤岡大拙・元県立島根女子短大学長(同研究所理事長)=写真。神話、古代から自然と風土、出雲弁、食べ物まで博学多識。今回はうんちくをかたむけて「なぜ出雲がおもしろいか」を語る。
「出雲」はもともと島根県の東半分の旧国名だが、今は全体の代名詞に用いる。神話の里であり、近年は大量の弥生の青銅器が出土して注目されたのに、あまり語られずにきたのは、控えめな気質でPR下手のせい、というのが藤岡さんの弁。
講演に続き高橋徹フロンティアエイジ編集委員との対談も予定。同編集委員は銅剣、銅鐸などの青銅器が多量に出土した荒神谷や加茂岩倉遺跡の発見報道をはじめ、取材のためしばしば同県を訪れている。その体験を踏まえて藤岡理事長から、さらに具体的な「出雲のおもしろさ」を聞き出す。
定員100人。資料代500円。参加希望者ははがきで当社(所在地は1面に記載)「出雲学」係へ。9日必着。多数の場合は抽選。 |
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