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ウナギの国内消費量は年間約10万トン。天然ウナギはその1%にも満たず、ほとんどは養殖物だ。養殖と言っても、親ウナギの卵と精子から孵化させ、大きく育てる技術は確立されておらず、河口などでシラスウナギを捕り、それを食用できる大きさにまで育てている。国内産よりも、中国や台湾からの輸入物が多い。
ウナギは夏やせにいいと、万葉の昔から言われている。江戸時代の“大人の絵本”黄表紙には昔話「カチカチ山」の後日談があり、そこにもウナギが登場する。
ウサギに親を討たれたタヌキの子どもが大きくなり、敵討ちを志して江戸へ出る。ウナギ屋にいたウサギを見つけ、エイヤッと一刀両断。するとウサギの体の上の方は黒い鳥に、下の方は白い鳥となって飛んで行く。黒い方が鵜で、ウナギを咥(くわ)えて舞い戻り吐き出す。これで作った蒲焼きは格別の美味で「へど前大蒲焼き」と看板を出すほど。これでは汚らしいと「江戸前」に改めて大繁盛した、といった筋立てだ。
上方落語にはずばり「うなぎ屋」という噺(はなし)がある。素人のウナギ屋店主、客に目の前で料理しろと言われ、いけすのウナギをようやっと捕えるが、ウナギは身をくねらせて指の間を前へ前へ。店主も一緒に前へ前へと歩み出し、店を出ていく。「どこへ行くねん」の問いに店主「前へ回ってウナギに聞いとくなはれ」。
そんなウナギも今年の土用丑(うし)の日ばかりは、肩身(ウナギの肩はどこだか知らないが・・・)の狭い思いをしたことだろう。中国産ウナギの偽装事件である。国内産と称すれば、売れ行きはよいし、値段も高く売れるからだ。
偽装の多発は、両断されたウサギの下の方から出た白い鳥、サギが暗躍し始めたからか。どれが国産でどれが中国産かは見分け難い。それこそ「ウナギに聞いとくなはれ」だ。それをいいことに暴利をむさぼるような業者は、厳しくその身をさばかれても致し方がないですなあ。 (演芸ライター) |
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2003年にドイツで開発された新感覚スポーツ「フリンゴ」は、首にかけたブルーの布(クロス)をラケット代わりにボールを弾きあう。ヨーロッパからたちまち世界へ広まった。
ボールはゴム製で直径4.7センチ。クロス上端の輪を首にかけ、下部両端のループに両手首を通して両端をしっかり握る。水着と同じ素材なので伸縮性と反発力に富み、ほんの少しの力で10メートルぐらい飛ばせる。手軽で楽しさいっぱい。ビーチで、公園で、体育館で、所を選ばずプレーできる。
日本上陸は05年。6歳から80歳まで楽しめるファミリースポーツとしても注目され、日本フリンゴ協会が神戸市に設立された。
神戸市では06年4月に体験講習会をスタート。大阪市、芦屋市でも開かれるようになり、07年3月の豊中市教育委員会主催「ニュースポーツ交流会」では、参加した287人のうち60人が手ほどきを受けたという。同市スポーツ振興課の寺田富哉さん(53)は「みんな楽しそうにやっていましたね。私はサッカーをやっていたのですが、ボールを追う動きなど、サッカーの練習にもいいな、と思いました」という。
学生時代にバレーボールをやっていた神戸市の飯田一恵さん(33)は「コツをつかむまではボールがあちこちに飛んで大変だが、感覚がバレーボールに近くて気に入りました。だれでもプレーできて仲良くなれるところが楽しい。それに、砂浜でのんびりしながら肩慣らしし、テンションを高めて試合にのぞむのも、日常では味わえない感覚」と、とりこになっているよう。そして「ビーチバレーとなると結構ハードルが高いけど、フリンゴは、じゃあやってみようか、と気軽に足を踏み込める感じでしょ」。
プレーしてみると、ボールの正面に移動しないとうまく打ち返せない。そのため、自然と足やヒザが鍛えられるし、常にクロスを張った状態に保つために腕を使うので全身運動になる。バレーボールのレシーブなど、バランス感覚や判断力を養うトレーニングにもなる。
公式ルールはバドミントンと同サイズのコートに高さ1.55メートルのネットを張り、1セット21点先取のラリーポイント制で3セットマッチ。シングルスとダブルスがある。
日本協会事務局長の橋本宏さん(35)は、普及活動に懸命。ドイツの開発者が来日した際、須磨ビーチで顔合わせして勝った腕前で、講習会のたびに足を運んで手本を見せる。ボールは30メートル弾けるという。
用具はボール1個と2人分のクロスがセットで2980円(税込み)。テレビや新聞でも紹介されたが、まだ知名度が低く、全国への普及はこれからが勝負。問い合わせは日本協会TEL078・332・7886。 (英) |
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| 連覇狙う谷、北島、野口 |
野球とソフトはラストチャンス 北京五輪 |
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「北京五輪」が8日に開幕する。アジアでの夏季五輪は東京、ソウルに続く3都市目、28競技302種目に205の国・地域が参加し、史上最大規模の祭典となる。大選手団を送り込む日本は、メダルをいくつ奪えるか。4年前のアテネ(ギリシャ)五輪では、アメリカ、中国、ロシアには及ばなかったものの金メダル16個、銀9個、銅12個と健闘した。
期待はやはり「五輪連覇」を目指す金メダリストたち。男子柔道の鈴木桂治(100キロ級)、女子柔道の谷亮子(48キロ級)、谷本歩実(63キロ級)、上野雅恵(70キロ級)、塚田真希(78キロ超級)。そして競泳の北島康介(100平泳ぎ、200平泳ぎ)、柴田亜衣(800自由形)。陸上では男子ハンマー投げの室伏広治、女子マラソン野口みずき。アテネで女子レスリング初代女王になった吉田沙保里(55キロ級)、伊調馨(63キロ級)らも闘志を燃やす。
チーム競技では、この大会が最後になる野球とソフトボールの挑戦が見どころ。プロ選手からベストメンバーを選んだ野球は、アメリカが大リーグ選手を入れない構成だけにチャンス。キューバ戦、韓国戦をどう戦うか、星野監督の手腕にかかる。ソフトボールはエース上野由岐子の快腕で悲願の金メダルを期待したい。
柔道ではとりわけ子育てを経た谷の3連覇をぜひ見たい。小椋久美子・潮田玲子のバドミントン、3度目出場の岡本依子のテコンドー、さらにトランポリンの上山容弘、広田遥らの技が、世界の舞台でどう輝くか、見どころいっぱいの「北京五輪」が始まる。 |
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[高校野球]18日まで第90回記念大会(甲子園)
[プロ野球]10日 オリックス―ロッテ(スカイドーム)11・12日 同(京セラD大阪)▽29〜31日 阪神―巨人(甲子園)
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