 |
|
|
| |
「おくりびと」という映画が生まれた。東京のオーケストラが解散し、妻と2人で故郷の山形に帰ってきたチェリスト小林大悟(本木雅弘)。年齢不問で高給保証「旅のお手伝い NKエージェント」という求人広告にひかれて訪れた事務所には棺桶が・・・。現れた社長・佐々木(山崎努)は、NKは「納棺」、旅は「あの世」へと説明して採用を即決。思わぬ仕事にあわてふためきながら、妻の美香(広末涼子)には「冠婚葬祭の仕事」と告げ、新人納棺師としての日々が始まる。
様々な死と別れに向き合う中で仕事の意義を見出し始めた矢先、結婚式場勤めと思い込んでいた美香は、真実を知ってショックを受け実家に帰ってしまう。やがて美香の妊娠、さらに30年前に失踪したままだった父の死の知らせ。夫として、子として、納棺師として、大悟は正念場を迎える。
本木自身がアイデアを出し、脚本の小山薫堂と滝田洋二郎監督がふくらませた納棺師の世界は、ユーモアをちりばめながら愛すること、生きることへの感動を誘う。久石譲の音楽もいい。130分。9月13日、梅田ピカデリー、MOVIX京都、神戸国際松竹ほかで公開。 |
|
|
| |
|
| |
「火垂るの墓」がついに実写映画化された。原作は野坂昭如が自身の体験に基づいて1967年に発表して直木賞を受け、40年余を経て戦争文学の古典とも評されるロングセラー。黒木和雄監督の遺志を継いで日向寺太郎監督が完成させたこの映画は、高畑勲監督によるアニメ版(88年)とは違う重みで、戦争体験を次代に語り継ぐ。
敗戦2カ月前の昭和20年6月、神戸大空襲で病身の母を亡くし、父は出征中の中学生・清太は、幼い妹・節子とともに西宮の遠縁の家にたどりつくが、おばの冷たい仕打ちに耐えられずに家を出て、防空壕の中で生活を始める。
戦況の悪化に伴いやせ細っていく節子を、清太はつい数カ月前までの平和な生活を語って励まし、懸命に生きようとする。そして8月15日の敗戦、だが、それは兄妹にとっての戦争の終わりではなかった。闇に舞うホタルのように、はかなく生きる兄妹の姿が胸を打つ。吉武怜朗、畠山彩奈が切ないまでに健気で愛らしい。おばに松坂慶子、母に松田聖子のほか高橋克明、原田芳雄、長門裕之ら。100分。梅田ピカデリー、MOVIX京都、神戸国際松竹ほかで公開中。 |
|
|
|
| シンガポール発の祖霊慰める歌合戦 |
関西弁の字幕で「謡え!パパイヤ」 |
|
|
旧暦7月(日本では8月)のシンガポールは、先祖の霊を楽しませるための歌謡ショー・ゲータイ(歌台)が国内500カ所以上で催される。そのゲータイを舞台にした歌と踊り、笑いと涙満載の映画『881 歌え!パパイヤ』がやってくる。多言語が飛び交うシンガポール。福建語を話す人物たちのせりふ字幕は、そのリズム感をいかして関西弁というのも面白い。
ゲータイの歌手を夢見てきたリトルとビッグはパパイヤ・シスターズを結成。往年の名曲をテクノ風にアレンジし、お針子のリンおばさんによる斬新な衣装も手伝って人気は急上昇。そこへヤクザのボスと組んだ強敵ドリアン・シスターズが現れ、あの手この手でいやがらせ。ついに迎えた決戦の舞台、勝利の女神はどちらにほほ笑むか・・・。
欧米でも評価の高いロイストン・タン監督が、伝説的なゲータイ歌手に捧げたこの作品は、その楽曲の強烈なニューアレンジと、アキバ系も顔負けの奇抜なコスチュームの乱舞で、未体験の娯楽ワールドに引きずり込む。109分。23日からシネマート心斎橋で上映。 |
|
|
|
|
|
大阪センチュリー交響楽団が大阪府からの補助金を受けるためには“府民からの支援の仕組み”を示せと知事改革案は言っています。10万人にも及ぶ存続署名をいただいたのですが、それでは“支援”の証にならないようです。
そこで私たちは「センチュリーファンクラブ」をスタートさせました。入会金1000円、年会費2000円で、定期演奏会などのチケットやCDなどの割引き、リハーサル見学などの特典があります。11月末日までは入会金は不要です。また会員は大阪府民に限りません。大阪センチュリー交響楽団事務局(TEL06・6868・3030)までお電話下されば申込書をお送りします。
「音の裏側」で初めてセンチュリーの名を知り、ファンになっていただいた方も多いと思います。これを機会に一人でも多くの読者の皆さんが「センチュリー応援団」になって下さるよう心からお願い申し上げます。 (大阪センチュリー交響楽団事務局長・出野徹之) |
|
|
| |
|
| |
◆ビルボードライブ大阪
1周年となる8月も多彩なアーティストが登場。6日=スィート・ヴォイス、7日=クオシモード、8・9日=大野雄二&ルパンティック・ファイブ、11日=コートニー・パイン、13・14日=ニューオリンズ・オールスターズ(シェリル・ネビルほか)、15・16日=ラグフェア、17日=ギルバート・オサリバン、18・19日=Ryu 、20日=南佳孝、21〜23日=フライド・プライド、25・26日=デヴィッド・サンボーン、27日=エリオット・ヤミン、29・30日=大西順子トリオ、9月1・2日=MONDAY満ちる、3日=エスペランサ、4〜6日=ザ・グレイト・ジャズ・トリオbyハンク・ジョーンズ=写真。@18時半、A21時半開演(土・日・祝は30分繰上げ)。4000〜11000円。TEL06・6342・7722。 |
| |
◆マエストロ ボッセの「田園」&メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」
9月21日15時、高槻現代劇場大ホール(JR高槻・阪急高槻市)。高槻在住の日本最高齢86歳の指揮者ゲルハルト・ボッセが、ヴァイオリン=郷古廉、管弦楽=大阪センチュリー交響楽団で「田園」のほか、ミニトークも。一般2000〜3000円。TEL072・671・9999。 |
| |
|
|