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加齢による体の機能の衰えを予防する「アンチエイジング(抗加齢)」医療がシニア世代の注目を集めている。西宮市の内科クリニックでは、希望者を対象に血管年齢測定と毛髪ミネラル検査を行い、「体の内側からの健康」「健康な人のさらなる健康」をアドバイスしている。日本抗加齢医学会(理事長・吉川敏一京都府立医大教授)は「普及度を調査してはいないが、これから広まっていく分野ではないか」と見ている。 (鶴田隆志)
昨年10月、JRさくら夙川駅前で「みやけ内科クリニック」(TEL0798・23・3899)を開業したばかりの三宅光富院長(46)は、兵庫医大の内科勤務当時から同学会の会員。アンチエイジング医療は予防医学であり、正しい健康法と生活習慣を長く続けることがポイントになるため、医学的な根拠を分かりやすく示す必要があると判断。具体的な数値が出る二つの検査を導入した。
血管年齢の測定法はいくつかあるが、採用したのは全身の血管の状態を映す鏡といわれる首の頸動脈に超音波を当て、内壁の厚さ(IMT)を測るエコー検査。内壁に脂質などがたまると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞の引き金になるが、検査で厚さが1ミリを超えていれば要注意という。
実年齢に対する血管年齢がはっきり表示されるので、生活習慣病の改善指導にも説得力を持つ。検査を受ける場合は着衣のままでよく、保険適用で300円から1000円までと費用も手ごろ。
毛髪ミネラル検査は数グラムの検体を専門機関に送り約10日で回答を得る。必須ミネラルのカルシウム、マグネシウム、亜鉛、セレニウムなどのほか、有害金属のカドミウム、鉛、水銀、ヒ素などの濃度も調べ、食生活や栄養状態を分析。改善に有効なサプリメントの助言もできる。保険は利かないが、1万500円の検査費だけでサービスしている。
開業後半年余の検査希望者は延べ100人強だが、アンチエイジングへの関心から徐々に増えている。年齢的には50歳を境にほぼ半数ずつ。女性が男性の1.5倍で、血管年齢については50歳代の関心が高い。若い層も美容上の理由で検査を受けるという。
三宅院長は「検査を希望する人は通院者の2、3割前後。まだサンプル数が少ないので参考程度だが、検査結果に基づくアドバイスには効果がある。アンチエイジングは高齢社会の中で確実に理解されてきている。さらにデータを蓄積していきたい」と期待を寄せる。
抗加齢医学会は2003年、前身の研究会を改組して発足。医学・歯学・薬学・栄養学・理学などの分野を超えた専門家5300人が集う。05年以降、同志社大、東京大、慶応大などに抗加齢医学講座が設置され、検査を取り入れるドックやクリニックも増えている。 |
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| 「元気な明日」語り合う |
読者と本紙編集スタッフ交流会 |
| 「より良い紙面」へ励まし |
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「フロンティアエイジの記事はなぜか心に響く。どんな人がどのように作っているのか」−毎月のプレゼント応募への添え書きなどで寄せられる読者の問いに答えるため「読者と編集スタッフが語り合う交流会」を6月26日、西宮市の朝日新聞阪神工場・読者ホールで催しました=写真。
最新鋭の工場で朝日新聞夕刊の印刷工程を見学後、50〜80代の読者47人と平均年齢67歳の当社スタッフ7人がホールに集いました。まず実城・業務営業担当が「日刊紙、放送、出版などの元記者を中心に編集16人、これに他業界の営業出身退職者ら8人が加わって発行しており、ほとんどが経験を生かせる喜びを求めて参加したボランティア。シニアによるシニアのための日本最大部数の情報紙です」と挨拶、続いてスタッフの自己紹介。
「とにかく元気で明るい老後を自分たちでつくり出していきたい、と願って創刊しました。それが今私たち自身の生きがいになっている」(向平編集長)、「記事も書くが、見出しを付けレイアウトする編集者は私ひとり。昔は専門職に頼った大組み作業も今はパソコンのキー一つで思うまま。それが実に楽しい」(吉瀬編集統括)、「仕事であり、いわば義務だった現役時代と比べると気楽です。でも、新たな発見も多く今を楽しんでいます」(歴史、旅の記事でファンの多い高橋編集委員)。
「テレビ局のアナウンサーからオーケストラ運営の仕事に転じ、音楽コラムを書かせてもらっているが、大阪府の予算圧縮で楽団が危ない状況。楽団もコラムも続けられるようがんばりますのでご支援を」(「音の裏側」担当の出野編集委員)、「慣れない原稿を書きバッサ、バッサと削られながら、文章はいろんな表現ができるのだということを知る日々」(唯一の主婦記者、養田編集委員)、「新聞社で長く校閲の仕事をして定年。最初の読者としての目で、フロンティアエイジの紙面を見つめていきたい」(校閲担当の上田幹代編集委員)。
会場からの第一声は奈良県河合町の男性(83)の「奈良県立医大での日野原重明氏の講演会に応募し、参加できたお陰で人生観が変わった。そのお礼を言いたくて来た」。
続いて掲載記事の選択基準やプレゼント応募はがきの抽選方法などについての質問には「読者からの情報をもとに1面トップ記事が生まれたこともあるが、情報提供イコール掲載ではない。トライ&エンジョイ欄も大量のデータの山をチェックし、議論して掲載を決めている」「抽選は、はがきの山を小分けし、何番目の山の上から何枚目といった第三者の発声で決める。紙の厚さとか目立つ書式とかは関係なく、むしろ非情なほどに公平。でも運のいい人はいると感じることはある」。また「ニューシニア」という言葉については「既存の媒体が、お年寄りはこんなもんでしょうと与えてくれる情報なんてまっぴら。さまよいながら自分たちが見つけていきたいと考えての命名」と説明。
「フロンティアエイジが私たちを引きつける理由も編集のみなさんに会って納得できた。みなさんのように年を取りたいという方向性と勇気をもらった。ますます元気に発行を続けて欲しい」(枚方市・男性66 京都市・女性53)などという励ましを頂戴して散会した。 |
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