| |
| 桂 ざこばさん(57) |
 |
|
|
| |
|
|
| |
大阪の中学校を出て上方落語の人間国宝・桂米朝さんに入門してから40年余、朝丸からざこばに名は変わっても、威勢のいい落語の高座、テレビやラジオでのおしゃべりは変わらない。
「大きな病気? 腎臓結石ぐらいかな」。去年暮れの明け方、異常な痛みに襲われた。それでも自分で電話し、車を運転して約20分、病院に飛び込んだ。「腎臓に親指の先ぐらいの石があって、超音波で砕いてもらいました。おしっこで出たら持ってきてと言われ、京都・南座のトイレで出たんで、拾おうとしたら、自動やからジャーと水が出て流れてしもうた。まだ1個、体に残ってるけど、そのうちに出るやろ」と気にしていない。
長めのグラスに氷をいっぱい入れて日本酒を注ぎ、氷をバリバリ噛みながら飲む。そんな姿を目撃したことがある。「あれね、歯が悪うなって医者から止められました。今も氷は入れて飲んでますが、酒とはいえ半分は水を飲んでるようなもんですわ」。明け方まで飲み歩くこともあると聞いたが、それも「若い頃の話です。そんな無茶なこと、今はできませんよ」と笑う。
2年前から犬を飼っている。トイプードルで、名前は落語の登場人物から取って「喜六(きろく)」。「帰ったら飛び出てきよるし、出かけようとすると行くなーと騒ぐ。家に誰もおらん時は、犬のために帰宅します。どんなに遅う帰っても『キロッ』って呼んだら飛んでくる。嫁はんや娘よりかわいい」
毎週テレビ5本、ラジオ1本に出て「落語会で週5回しゃべることもある」という多忙生活。それを支えるヒミツは、病気をものともしない勢いと、愛犬による癒しが大きいようだ。そしてもう一つ。「朝、昼は絶対酒に手を出さない。いつも次の日程を考えて飲む」と話すように、<無茶モン>のように見えてもその実、自分を律することが出来る強い心にあるようだ。 (ぶ) |
| |
|
|
|