ニューシニアの情報新聞「フロンティアエイジ」
フロンティアエイジ=新時代の開拓者 フロンティアエイジ
「元気のヒミツ」INDEX  
   
 
酒井とおるさん(54)
 
 
メダカを育て弦を爪弾く  
 
   とおる この漫才終わったらまた、局へ行くの。
 くにお 放送局へ?

 とおる 薬局ですけどね。明後日は撮影ですわ。
 くにお 撮影ですって。
 とおる レントゲンのよ。献血にも行きました。
 くにお あなたが献血?
 とおる 輸血されて帰ってきました。
 3歳上のくにおさんとの兄弟コンビ。色黒、ぽっちゃりしたお兄さんとは対照的に、色白、細面で体もほっそり。身長165センチ、体重は約50キロという。おはこは、冒頭のような病気の話。「20年ほど前に結核にかかって3ヶ月近く入院。ネタの話題は体験が入ってます。献血もホントに行ったんですよ。でも、体重が規定に足りず断られました。輸血まではされませんでしたけどね」
 大阪の漫才には珍しい岩手県出身。大阪に来て30年以上になる。「食べ物の味に慣れるまで時間がかかりました。たこ焼きは大丈夫ですけど、いろんな調味料をまぜてかける食べ方が出来ず、お好み焼きだけはいまだに苦手です」という。
 顔が細くてテレビ映えしない。何とか体重を増やしたいと願っていたら奥さんが、大相撲の元大関霧島が特製ジュースで太った話を聞いてきた。同じものをこしらえてもらって約1年間、飲んだこともあったそうだ。
 胃潰瘍にもなった。ストレスが大敵なのだが、舞台の失敗などが引きずる「気にしい」のタチ。いやなことを忘れるため、メダカを飼ってその世話に打ち込む。ギターを弾き、昔楽しんだザ・フォーク・クルセダーズの曲やチューリップの「心の旅」を歌う。「大リーグのテレビ中継。イチローの打席を見ては、次の打席までの間、弾きながら歌う。気が休まります」
 病気の体験はうまくネタに取り入れた。ストレス対応策もばっちりだ。でも、芸人に付き物の酒は、相変わらず弱い。調子に乗ってつい度を超すと「帰って来たヨッパライ」の「オラは死んじまっただ」状態になり、それが2日、いや3日間は続く。(
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