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| 角 淳一さん(60) |
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「51歳の年の5月6日、それは突然やってきた」。毎日放送テレビ「ちちんぷいぷい」のスタッフルームで、メーンパーソナリティーを務める角淳一さん(60)は、当時をそう振り返った。
自宅でテレビを見終わって寝ようとしたら、左手と左足が動かない。「大したことあるまい」と思っていたが、翌朝も症状は変わらず、病院に電話すると「即入院」。脳梗塞だった。
「どこまで回復するか答えられない」。リハビリに移り、主治医にそう言われたのはショックだった。歩いたら、おばあちゃんより遅い。そこで目標を作ってチャレンジした。今日は玄関まで、明日は手紙を出しにポストまで。次第に歩数を増やし、ついには電車に乗れた、会社へも行けた、仲間としゃべれた・・・・。でも、完全復帰までに2年近くかかった。
入社以来、ほぼしゃべり一筋。仕事柄、不規則な生活が多く、腎臓結石なども体験したが、脳梗塞をやってからは無理をしない生活に変えた。食事も塩分やカロリーに気を配る。とはいえ、拘りすぎるとストレスが増す。週に2〜3回、何も気にせずに好きな物を食べていい日を作っている。
99年秋から「ちちんぷいぷい」が始まった。月〜金曜の午後、3時間に及ぶ情報番組だ。この時間帯としては冒険的な試みで、プレッシャーはあったが「病気をしたからこそ、こんなことが出来る」と、前向きにとらえ引き受けた。
番組は好評だ。今年5月、心筋梗塞の診断で本番中の番組から降りたこともあったが「若い仲間が多く、エネルギーをもらって楽しくやってます」と、テレビ画面そのままの笑顔で話す。
「大学受験では答案用紙に名前を書き忘れていたのを教官が指摘してくれて助かった。一浪して入学したからこそ、卒業がアナウンサー試験再開の年になった。病気からもうまく逃げられた。みんなから運¥~一と呼ばれてるんですよ」。(ぶ) |
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