ニューシニアの情報新聞「フロンティアエイジ」
フロンティアエイジ=新時代の開拓者 フロンティアエイジ
元気のヒミツINDEX  
   
 
京 唄子さん(79) 2006年8月号
ダンベル振り膝割りも  
 
   二条城そばの京都国際ホテル。約450人の聴衆を前に、自らの半生を語る。「小学校を卒業する前に、一度だけ学芸会に出してもらった。オオカミの役やった。やっぱり、口がおおきかったんかなあ」“お前のかあちゃん、ちんどん屋”といじめられた子ども時代。兵隊さん慰問の素人芝居で、主役を演じて大受け。女優になるきっかけになった「花のOL」時代。後にコンビとなり、漫才で売り出していくことになった鳳啓助さん(94年死去)との出会いなど、芝居口調で語るホテルでの講演会は、故郷の京都でとあって一層の名調子。タイトルの「花も嵐も踏みこえて」にふさわしく、涙と笑いが満ちあふれた。

 芝居「森の石松血笑旅」を見たことがある。派手な立ち回りで沸かせ、石松、親分の次郎長、そして一転、颯爽たる若衆姿など計5役を、時にはわずか20秒で変身。客席から「かわいい!」の声も飛んでいた。

 「今もこんなに大きな声が出せる。早変わり、立ち回り、踊り…まだまだ若い人には負けませんよ」。そんな元気の源は何なのか?

 「まず丈夫に生んでくれた母親に感謝。舞台で骨折したりはしますけど、内臓はどこも悪くないんです」「W杯サッカー、夜中の試合中継を見ながらダンベル振ってました。スクワットもしてます。常に体を動かし、地下鉄もよく使う」「体に無理をさせない。徹夜マージャン、深酒はもちろん、大食いはしません」

 昨年、小学校の同窓会に行った。「働いてない男は、特にあきませんな。ぼけてしまったのか、自己紹介さえ危なっかしいのよ」。それを防ぐには「年齢のせいにはせずに、何かの目標を持って生きることです」。

 テレビの橋田寿賀子ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」の準レギュラー。あのドラマ独特の長いセリフは、上京する新幹線内で覚える。得意の5役早変わりは来年3月、大阪・新歌舞伎座の舞台でも見せる。 (ぶ)
     
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