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| 大塚 善章さん(72) |
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| ヨガ呼吸で指も滑らか |
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いつもスッと背筋を伸ばして弾く大塚さんのピアノは、ジャズの世界の人にとって“ほめ言葉”になるかどうかはともかく実に端正だ。月に10日ほどはジャズスポットでの演奏があって1晩に2〜3ステージ。当然ながら生活は夜型が基本になるが、そこへ昼間の演奏会が何回かまじり、さらに関西ジャズ協会会長としての仕事が待つ。
協会は00年4月に誕生、ことし8月には大阪府からNPO法人(特定非営利活動法人)の認証を受けた。「自分の腕だけが頼り」の一匹狼が多く、組織のない関東のご同業からは「なに仲良しクラブやってんの」などという声も聞こえてくるが、「ジャズ音楽の振興と普及、ジャズミュージシャンの資質向上・地位向上と会員相互の交流」のためには、絶対に必要な存在だと信じて精力を注ぐ。
血圧が少々高めで、塩分控えめの食事を心がけてはいるが、いたって健康。先ごろ受けた検査では、61歳相当という数字が出た。「ピアノをやってるおかげかなあ。昔から、指を使う人は健康というでしょ。2年前に古希のピアニスト4人が集まって280歳セッションをやったんですが、北野タダオ、小曽根実、田中武久、そろいもそろって元気ですよね」
6年前から週に1度、ヨガを習っている。いろいろ得るところが多いが「何よりもその呼吸法」が大きいという。「息を吐きながら弾くと、指が、手首が、肘が、実にスムーズに動いてくれる。そんなことに、このトシになって気づけた」と笑う。ついつい息を詰めて熱演すると「指は動かず、ピアノも鳴ってくれない」そうだ。ヴァイオリンの巨匠メニューヒンもヨガをやっていたとか。
小学校6年で終戦を迎えてジャズの洗礼を受け、新制高校4期生だった高津高校2年の時には今も歌い継がれる校歌を作曲。その才は、生まれ育った地への思いをこめた組曲「上町台地」に結実し、いずれ第7部の誕生が予感される日々だ。 (吉) |
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