ニューシニアの必読紙「フロンティアエイジ」
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林家 染丸(57) 2007年3月号
朝湯してたっぷり朝食  
 
   身長166センチ、ぜい肉なし。「きゃしゃに見えるでしょ? でも、ほとんど病気無しなんです」。昨秋オープンの天満天神繁昌亭で1席語り終え、楽屋に戻った林家染丸さんは、しゃれたシャツに着替えながらまずそう語った。

 30代の頃、一度だけ入院した。「1カ月ほどでしたかね。劇場近くの病院だったから、仲間が入れ代わり立ち代わり見舞いにやってくる。そのうちに「(桂)三枝さんは、次はいつ頃来はりますの?」なんて、病院職員から尋ねられたりして・・・」

 入門41年。上方落語協会の副会長として12年余。繁昌亭開設に奔走し運営を支える。本拠地NGK(なんばグランド花月)や繁昌亭への出演、自らの会、弟子育成などと多忙に過ごす。さきごろは米国・シカゴに飛び、現地邦人を相手に落語会を開いてきた。

 健康に特別気を使っているほどではないというが、おしゃべりの妨げになる風邪の予防には、独特の方法を持つ。「ひきそうだ」と思ったら、ぬるま湯を鼻から吸い上げて鼻孔や口中を洗うというのだ。慣れないと、ちょっと真似の出来ない予防法ではある。

 40代になって朝風呂を始めた。熱めの湯で血行を促す。朝食は主に和食で、たっぷり食べる。一度外に出ると公演時間などの関係で、じっくり食べられないことが多い。落語は意外とエネルギーを使う芸で、1席終えると必ずおなかがすく。体力がないと出来ないからという。

 寝る前に腕立て伏せを100回する。数カ月前にたばこを止めた結果、体重が62キロへ10キロほど増えたが、スマートさは相変わらずだ。師匠の三代目染丸は「おんびき(ガマガエル)」のニックネームがあった。「芸は受け継いでも体形は受け継がず、いつまでもみずみずしい芸を見せられるようにしたい」

 17、18日、繁昌亭で弟子の染二さんと会を開く。呼び物は、師弟で競演する大作の『地獄八景亡者戯』である。 (ぶ)
     
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