ニューシニアの必読紙「フロンティアエイジ」
フロンティアエイジ=新時代の開拓者 フロンティアエイジ
元気のヒミツINDEX  
   
 
成瀬 國晴さん(71) 2007年9月号
目標を持って無理をせず  
 
   自宅を朝出て大阪・天満橋に近いマンションの一室にあるアトリエに入る。そして、夕5時半頃には自宅へ向かう。「規則正しくを心がけ、食事は出来るだけ家でとります。食事管理は嫁さん任せ。物のない時代に育ったので、何でもおいしい」

 というわけで、お昼も奥さん手作りの弁当だ。午後の取材だったので、すでに平らげた後だったが、ピーマンと肉の炒め物に、紅ショウガなどが添えられ、彩り鮮やかだったそうだ。「ご飯に梅干しを入れて握るだけのおにぎりでも、市販品にはいろんな添加物が入っている。家で作った物を食べる方が安心出来ますよね」
成瀬 國晴さん

 画歴50年。テレビ番組のタイトル画、タレントの似顔絵、大相撲や野球のスケッチ、街の風景など、あらゆる事物を対象に「数え切れないほど描いてきた」。このほど出した画集『アナログ時代のテレビ絵史』(たる出版)には、69年から06年までテレビ・ラジオ番組用に描いたイラストなど1135点が収められている。写真の中で手にしている絵は、上方落語「池田の猪買い」の1シーン。池田市にある「落語みゅーじあむ」に掲げられている。ここでは成瀬さんの原画展が開催中(30日まで)で、8日にはトークと本のサイン会(詳細は6〜7面「観ようか」「聴こうか」に)がある。

  絵の勉強をしていた頃の2年間、結核で入院生活を送った。「無茶をせんとおとなしくしていた。あれが後の飛躍のエネルギーになった」。マスコミの仕事は時間に追われ徹夜も多い。それを乗り越えられたのは、大病を経験して普段から節制していたから、というのだ。

 「それと目標を持つことが大事です。今、大阪・今里界隈の庶民の戦後史を執筆中で、取材や資料集めをしています。目標があると、それに付随することが二つ、三つと現れてきて、トシなんか取ってられません。これで終わったんじゃあない、これからが始まりと考えることです」 (ぶ)
     
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