ニューシニアの必読紙「フロンティアエイジ」
フロンティアエイジ=新時代の開拓者 フロンティアエイジ
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ゼンジー北京さん(68) 2008年1月号
生還の源はジョギング  
 
   昨年8月、自宅で突然倒れた。意識不明のまま救急車で運ばれたら「心筋梗塞」などの診断。家族は医者から「98〜99%は駄目です。諦めて下さい」と告げられたが、4日目に意識が戻り、そして20日間ほどで退院。迅速な対応、適切な医療措置もさることながら、医者が「この年齢にしては・・・」と驚くほどの体力があったことが、奇跡の復活につながった。

 その源は、ほぼ毎日欠かさず続けていた約10キロのジョギングだ。自宅から2キロ余の大阪・長居公園まで走り、1周3キロのコースを一回りして戻る。49歳の頃から始めた。「あまりにも太って腹回りが醜いほどになった。ダイエットを考えたが、好きな物を飲み、好きな物を食べるのは制限したくない。ジムに通うのは面倒だ」。で、思いついたのがジョギングだった。
ゼンジー北京さん

 始めてみると目の前の景色が変わって気分転換になり、飽きなかった。「3カ月ぐらい経ったら、体重がスカッと3、4キロ落ちた。これは効くわと、いっそうの励みになった」

 「中国は広島生まれ。タネ、仕掛け、チョトあるよ」。マジック歴50年弱。中国人風の衣装を着てのしゃべくりと、失敗して失笑を買うものの、最後は鮮やかに仕上げるお笑いマジックで、独自の世界と、不動の地位を築いてきた。

 「大病までは不摂生な生活。油物を無制限に食べ、酒は毎日、たばこは50本。動脈硬化がひどくて、カテーテルが入りにくいほどだった」「今はたばこは止め、塩分控えめの食事。酒? 試してみたけど苦くて、おいしいとは思えなかった」

 「第2の命をいただいた。新しい技にも挑み、70、80を超えても続けていたい。その時には、どんなマジックをしているか、自分でも楽しみです」

 昨年末には「復活祭」と銘打ったイベントを開いたが、本格活動開始は暖かくなってから。人生初めての大病が、さらなる意欲の導火線となった。 (ぶ)
     
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