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| 古民家で移住を誘う |
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| 広がる再生 見学ツアーも人気 愛媛・南予 |
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団塊世代などに移住を呼びかけ「移住体験モニターツアー」を続けている愛媛県の南予地域で、四国電力などの「古民家再生」活動が広がっている。古材を生かして復元、内部改装で生活の場に、官民一体の町並み保存など、形はさまざまだが「景観を守り、木のぬくもりを伝える」で共通した動きだ。愛媛県は10日からの「西予・愛南・宇和島」ツアー(3泊4日)に一部の古民家見学を入れて魅力をアピールする。
四国電力宇和島支店が、工務店や設計事務所など72社とともに「南予の古民家再生プロジェクト」を立ち上げたのは昨年2月。「再生フェアー」を開くなどで「貴重な文化財産を地元の技で守ろう」と呼びかけ、42件を受注した。外観を残し、内部のリフォームで現代的な「生活空間」にする手法。一部は工事を終え、築後約150年の家がギャラリーやオール電化住宅などに生まれ変わった。
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| 内部は現代的によみがえる |
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宇和島市の和田晴武さん(66)は、築後90〜150年近い旧住宅を改修している。木造2階の延べ約160平方メートルで、元は宇和島藩家臣の先祖が住んでいた。長い間、ミカン倉庫などにしてきて老朽で解体の予定だったが、土間と縁側、6畳と8畳の各2部屋が 「田の字」になった間取り、太い柱や梁などが「涙がでるほどもったいなくて」、思い直した。
工事は「再生プロジェクト」に加わった工務店に頼み出来るだけ古材を使う。五右衛門風呂や元の炊事場など、外も内も「昔のまま」にこだわってきた。和田さんは「都会の人たちに使ってもらえば家も生きる」と話し、完成後は短期滞在施設での利用を考えている。
西予市宇和町は旧宇和島藩の在郷町。中心の卯之町には、江戸中期から昭和初期の商家約30軒が幅6メートルの道路を挟んで並ぶ約200メートルの町筋がある。付近には明治の小学校で国重要文化財の「開明学校」、昭和初期の小学校を移築した「宇和米博物館」などの歴史ある建物が集中。住民組織の「中町を守る会」ができ、市も「重要伝統的建造物群指定」を国に求める準備を急いでいる。
「古民家が持つ歴史的、文化的価値の発信です」と、再生プロジェクトを提案した四電宇和島支店営業提案センターの森隆さん(46)。卯之町の空き家を蕎麦店に替える相談もあって各地の町並み保存とも連携する方針で、古民家のある風景が地域に人を呼ぶきっかけになるのを願っている。 |
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