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ペタンク 2005年7月号
的球めぐり駆け引き 「パリ五輪」へ選手で行こう
 
   サッカーは「Jリーグ」、バレーボールは「Vリーグ」、バスケットボールは「Sリーグ」、女子サッカーは「Lリーグ」−−では「Pリーグ」は、どんなスポーツでしょう?
 正解は「ペタンク」。フランスの国民的スポーツで、目標球(ピュット)に向けて金属製のボールを投げ合い、相手よりも近づけることを競う。道具を使うスポーツでは最も単純といわれながらゲーム性に富み、車いすの人でも楽しめる。

 コートは幅4メートル、長さ15メートルあればОK。小石や砂利があれば、かえって面白さが増す。ボールは直径7・5センチ〜8センチで、中空だが重さ660〜800グラム。ピュットは小ぶりで直径3センチ。競技方法はシングルス、ダブルス、トリプルスがあり、主要大会は3人対3人(ボールは1人2個)で争う。
ペタンク

 ピュットに手の甲の側を向けて投げねばならないため、腕を伸ばし前後に振って勢いをつける。先攻、後攻が1球ずつ投げた後、ピュットから遠いチームが次の投球をし、以後も常に遠いボールのチームから投げる。全員が投げ終わると、相手の最も近い球より内側に何球残ったかで得点を算出。13点先取で勝ちとなる。

 相手のボールに当てて遠ざけたり、自チームのボールを軽く押して近づける。さらにはピュットに当てて、自チームに有利な位置へ移動させるなど、戦略面のかけひきが面白い。お年寄りや子どもでも楽しめるためのいろんなルールもある。

 NPO法人・日本ペタンクリーグ初代理事長の清水三雄さん(64)=京都市=は、異業種交流会「コスモクラブ」会長で、ペタンクとの出会いは91年に渡仏した会員仲間のみやげ話だった。「野暮ったそうな遊びと思っていた先入観が、フランスの国際大会のビデオを見て吹っ飛んだ。プレーヤーの緊張感がひしひしと伝わり、観衆の多さや熱気に魅了された」

 さっそく自宅の庭のゴルフ練習用スペースをペタンクコートに改修して猛練習。その年、京都府大会に初出場して優勝。97年には娘夫婦とチームを組んでジャパンオープンに優勝し、フランスでの世界大会に日本代表として出場。3500チーム、1万人もの選手が集う中で、「夢の1勝」はかなえられなかったものの情熱はさらに高まった。

 同じ京都市で酒店を営む奥村洋史さん(47)はペタンク一家。スイスの耐久大会に出場し、24チーム総当りのすごいゲームを体験した。高3の長男と中3の次男は第6回日本ジュニア大会トリプルスで準優勝。また「芦屋市に住むフランス人から手ほどきしてもらった」という木村くみ子さん(50)は、5月の長野大会で清水さんと組んだダブルス優勝した。 

 毎週火曜日、午後6時から練習している。「入会時も入会後も、費用は一切かかりません。今から始めてもアジア、世界大会どころか、12年パリ五輪が決まれば正式種目は必至だから、オリンピック選手への道だって」と清水さん。夢はでっかいのだ。問い合わせはTEL075・344・0034へ。 (
     
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