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カローリング 2006年5月号
五輪の興奮を板の上で 狙って投げて当てて弾いて
 
   トリノ五輪の日本チーム大健闘で人気沸騰したカーリング。3月の日本選手権には、入りきれないほどのファンがつめかけた。そのカーリングを氷上ではなく、木のフロアで楽しめるように考案されたのが「カローリング」という新スポーツ。93年に日本で誕生し、海外にも広がって米国、中国、韓国、豪州で競技会が開かれ、国際大会開催への機運も高まっている。

 コートは全長13メートル、幅3メートル。一般的な「メジャー競技」は1チーム3人で、色の違う6個のジェットローラー(重さ2キロ)を11メートル先のポイントゾーン(94センチ正方形)へ相手と交互に投げ合って得点を争う。ゾ
カローリング
ーンの中心の赤い円に止まれば3点、その外側の黄色い円内なら2点、最も外の青い円内なら1点だが、同色のローラーを止めた場合はボーナス点も付く。6イニング制で1試合約40分。ルールも簡単で3世代で楽しめる。本格的な「マスター競技」は3・7キロのローラーを使い、「ジュニア競技」は1チーム4人制。

 投げ方は、床面に片ひざまたは両ひざをつき、ローラー上部のハンドルを持ち、前後に2、3回軽く滑らせ、目標に向けて押し出す。ローラーをぶつけ合ったり、ガードしたりしながら、ポイントゾーンにいかに多くのローラーを残すかを競う。状況が絶えず変わり、相手との駆け引きもあって、五輪のカーリング中継で知ったような、奥深さを味わえる。

 大東市の「市民ふれあいスポーツデー」では、初めてジュニア競技を開催。身障者も含めて10チームが参加し、床を滑るローラーに一喜一憂しながら楽しく遊んだ。孫の紘輝君(小2)に付き添ってきた法邑孝子さん(58)は「押し出す時の手加減が大切ですね。指先が真っ直ぐ目標を指していること。狙い通りいくと気持ちいい」と、ママさんバレーのエースらしく分析しながら、すっかり気にいったようす。その紘輝君は見事な投球スタイル。「すごく面白い」と、投げるたびに手をたたいて喜ぶうち、準優勝のメダルを手にしてしまった。

 生駒市の萬田洋一さん(57)=ミズノ勤務=は、講師として各地の講習会へ出向く。「関西ではまだ知名度が低いけど、始めたらやめられないほど面白い。競技用セットが約20万円しますが、地域や職場で楽しんでほしいですね」と、初参加のおばあちゃんたちに、手取り足取り教えていた。

 ローラー底面のベアリングホイールはカセット式で、ワンタッチで着脱でき、ストレート用とカーブ兼シュート用がある。腕を磨けば自在に投げ分けられ、さらに楽しくなる。ボウリングのように「マイローラー」を持つ人も出てきそうだ。  (英)

▼問い合わせはミズノ(TEL06・6614・8189)の萬田さんへ。
     
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