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キンボール 2007年1月号
受けて打つ巨大ボール 面白さを増す三つ巴の攻防
 
   直径1・22メートル、重さ約1キロ。アドバルーンのようなボールを巡って4人1組の3チームが対戦する「キンボール(KIN−BALL)」は、1986年にカナダで生れた。

 本場では若者のスポーツとして認知されているが、97年に紹介された日本では、手軽に楽しめる生涯スポーツとして人気を呼び、今では「500万人のスポーツ」と呼ばれるほど全国に広まった。
昨年11月の「第7回ジャパンオープン」(神戸ワールド記念ホール)には、全国から129チームが参加。ファミリーの部、フレンドリーの部など4部門で技を競った。
キンボール

 ファミリーの部(大人2人、子ども2人)で優勝した神戸市の「モトニ・ナッティーズ」は昨年、PTA向けの講習会で初めて競技に触れ「経験がなくてもすぐ入れて、ハンディなく楽しめそう」と、関根由紀さん(46)、和田真寿美さん(36)、菅原理恵さん(35)らで立ち上げたチーム。それぞれ小学3年生の娘さんたちと月2回の練習に励んで腕を上げた。幼稚園児の和田豪志くんも、両親やお姉さんたちと力を合わせて頑張った。

 ゲームはピンク、グレー、ブラックに色分けした3組、計12人がコートに散る。ヒット(サーブ)権を持ったチームが相手を選んでヒットするが、打つ前に「オムニキン・ピンク」などと相手チームをコールしなければならない。オムニ(すべての)キネスシス(運動感覚)からの造語で「すべての人が楽しめるスポーツ」という意味。指名されたチームは、10秒以内に3人でボールを支えられればレシーブ成功となってヒット権を獲得し、5秒以内に相手を指名してヒットする。

 ボールをコートに落とすと他の2チームに1点ずつ入る。ボールをセットするときに、3人で支えていなかったり、コールミスしたりすれば反則となり、やはり他チームに1点ずつ加わる。1ピリオド7分で、3ピリオド制。ナイロン製のボールは意外に重いが、見ていて楽しいし、1対1ではなく、3チームで対戦するのが面白い。

 兵庫県連盟の岡田挙高理事長(39)は「お子さんからお年寄りまで、誰でもヒーローになれる。ルールは一度プレーすればすぐ覚えられます。お年寄りや車いすのプレーヤーには、ワンバウンドルールの適用など、対象者に合わせた様々な工夫で楽しめます。大きなボールを無心で追ううち、いつの間にか体が動いている感じ。やればやるほど面白くなります」という。

 ゲームもいいが、老若男女が輪をつくり、巨大なボールをふわりふわり宙に浮かし合うキャッチボールだけでも結構楽しい。 (英)

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