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ビリヤード 2007年2月号
球回り読めば頭も使う スター気分でキューしごく
 
   伊丹市が「60歳以上の市民の生きがいと健康づくりを目的として始めた」というビリヤード。1999年に神津福祉センターと中野西のサンシティホールにそれぞれ4台の「プール」と呼ばれる競技台を設けたところ、どちらも朝から夕方まで順番待ちが続くほどの人気。ペア2組でボールをポケットに入れていく「8ボール」ゲームを楽しんでいる。

 神津福祉センターは昨年の「兵庫のじぎく国体」の際、デモンストレーション競技になったビリヤードの会場に選ばれたほどで、99年から「球突き同好会」が活動を続け、今は男性77人、女性62人が所属し、最高齢は94歳。
ビリヤード

 新居洋子さん(72)は「初めて見たとたんに好きになり、やり始めるとますます面白くなって毎日楽しんでいます」。高橋清子さん(72)は「体の動きは少ないけど、頭を使うんです。集中心が欠けると、おかしくなります」。三竹英子さん(73)は「クッションによる球回りを読んだりするので、数学の得意な人の方が上達は早そう」。富田まささん(70)は「とにかく和気あいあいでやっています」と、それぞれにマイペースで楽しんでいる。それでいて「若い人(60歳代)たちには負けられません」と、口をそろえるところがほほえましい。

 「神津同好会」からは国体シニアの部に20人が出場した。遠山弘会長(70)は「優勝を逃しはしたものの、三代武さんが2位、82歳の茶谷昇さんが3位と、全員健闘しました。入会する際に日本協会の講習会(8回)を受講して資格を取るので、みなさんの腕は確かです。春と秋に催す競技会は、自称優勝候補ばかりで、すごく盛り上がります。ここを使えるのは伊丹市民だけですが、ほかの市町村でも同好会を立ち上げてほしいですね」と、夢をひろげる。

 ビリヤードは戦前から「球突き」として親しまれてきたが、1986年に公開されたトム・クルーズ主演の映画「ハスラー2」でブレーク。そして、スポーツのアジア大会でも98年のバンコク大会から正式種目となり、昨年のドーハ大会から女子の部も新設。大谷晃央(30)、福家美幸(27)の主婦コンビが頑張り、男子は梅田竜二、川端聡選手が、ともにシングルスで金メダルに輝いた。

 日本には今、プロ選手が男子は200人、女子も65人以上いるそうだ。世界的に親しまれている競技でもあり、国体でのデモをきっかけに「生涯スポーツ」としてさらに普及していく可能性は大いにありそうだ。(英)

 問い合わせは、神津福祉センターTEL072・777・1022へ。
     
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