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| フリーピンポン |
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| 思いやりで続くラリー |
幸せをつなぐ黄色いボール |
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思いやりの心をこめて黄色いボールを打ち合う「フリーピンポン」が、生涯スポーツとして静かなブームを呼んでいる。
ペア2組の4人が1チームとなり、15分の制限時間内にラリーを何回続けられるかを競い、5ラウンド制。通常の卓球台を使うが、テニス球くらいのスポンジ製ボールを卓球より大きめのラケットで4人が交互に打つ。相手にどれだけ打ちやすいボールを返せるかが勝負のポイントで、当然ながらスマッシュ厳禁。
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| ▲打ちやすいボールを返して長く続ける。卓球(手前)に比べてボールもラケットも大きい |
考案者である日本フリーピンポン協会会長の辻本昇さん(79)が98年、「健康で長生きをテーマに考えるうち、相手を負かすのではなく、思いやりと助け合いで、心と心をつなぎ、意地悪のないスポーツが一番いい」と思いついた。さっそく自宅を改装して協会本部・練習場を立ち上げ、20人でスタート。04年6月、特許庁の商標登録を取得し、滋賀県生まれの唯一のニュースポーツとして話題になった。
現在、会員は175人。女性が7割を占め平均年齢66歳。最高齢は86歳の男性だ。宮崎県をはじめ福井県、三重県から1泊2日で研修会に来るなど、支部も増え、野洲市、近江八幡市、守山市では、月2回ずつ交流会を開いて腕を磨いている。
小林秀子さん(71)は「思いやりの気持ちがいいですね。誘われたとき、スポーツが苦手の私にはできませんと断ったんです。でも、やりかけたらやみつきになり、5年経った今は3ケタ(100回以上)は当たりまえと思っています」と楽しそう。400回をマークしたこともあるという。小川幸子さん(68)は6年目。「ボールを目で追うので、脳も活性化されるし、成人病やリハビリにもいいようです」。審判に回れば、大きな声で回数をコールしたり元気はつらつ。ベストスコアは1360回だそうだ。
ラリーの応酬は無限大のようだ。昨年12月4日、4511回のラリーを演じた石川宏二さん(69)と大川文男さん(69)は「相手は会長と女性の方のペア。やさしく打ちやすいボールを返す。思うのはただそれだけ。雑念が入れば終わりです」という。要した時間は約1時間。辻本会長も「まだ続いただろうけど、午後4時半になったので打ち切った」と振り返る。
会報には500回以上達成者名と年月日を掲載しており、女性チームもかなりある。「上手になればなるほど、相手の立場を考えた思いやりのボールを返せます。スポーツの原点にかえったような爽やかさ。この魅力を少しでも多くの方に感じていただければと思っています。ぜひ一度体験してください」。5月26日に「日本フリーピンポン第4回滋賀県大会」(野洲市総合体育館)が催される。問い合わせは、日本協会TEL077・587・0247へ。 (英) |
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