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| クライミング |
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| 全身使ってスムーズに |
バランス養い体もスリムに |
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「クライミングがブーム」と聞き、街の中で岩登りを楽しめるという「シティ・ロック・ジム」(大阪市淀川区田川北2丁目)を訪ねた。1989年にオープンした日本では最古のジム。室内に入ると高さ5メートルの壁がそびえ、床にはマットレスが敷き詰められて道場という感じ。岩の突起に見立てた手足の置き場は大小さまざまな形をしていてカラフル。オブジェ作品のようで楽しい。
69歳という谷口進さんは京都・嵐山から毎週月曜と木曜に通ってくる。「若い頃クライミングをやったことあるが、ここを知ったのは4年前。それ以来やみつきです。仲間がどんどんできるので楽しみが増えるばかり」。上へ登ったり、横へ進んだり、変化をつけて壁と格闘し、その動きは実にスムーズだ。
谷口さんが、教え上手と信頼するインストラクターの大山由紀さん(36)に「落ちずに登りきった時の達成感が素晴らしいですよ」と勧められ、その気になって挑戦してみた。まず、クライミングシューズ選び。小さな突起に足を乗せることができるように工夫されており、歩くのには適さない。手のひらに滑り止めのチョーク(炭酸マグネシウム)をつけてスタート。足の置き場が小さいので爪先に力が入り、不安定な分だけ腕の力に頼ってしまう。「腕は曲げずに伸ばしたまま移動する方が疲れません」と注意されながら、何とか横進みを終えると「上出来、上出来。世界のトップクライマーも最初は初心者だったんですよ」と、励まされた。
ジムの会員は300人を超えたそうで、年齢層は40、50代のサラリーマンが多く、女性も3割ぐらい。勤めを終えた夕方からがピークで、最近は親子連れも増えたという。個人レッスンもある。
「コンペ」と呼ぶ競技会が2カ月に1度。みんな緊張し、無口になってトイレの回数も増える。やり始めて1年足らずという箕面市・黒川圭司さん(48)は「女房に連れられて始めたが、ゲーム性もあってつい一生懸命になってしまう」。ゴールまであと一歩で落下したが「サーフィン30年」の運動神経が、いずれ役立ちそうだ。最前列で見つめていた赤木寿子さん(34)は、インターネットで知って友達とやり始めて5年。「週3回通っています。フィットネスにも最適ですね」。なるほど、スリムな女性が多い。
審査員の柳瀬昭史さん(30)は「タイムレースではなく、いかにスムーズにバランスよく登るかが大事。みなさん熱心で、ここで腕を上げ、海外でのロッククライミングを夢みている人ばかり」という。いきなり岩壁登りとなると恐怖心が拭えないが、まず室内ジムで始めれば女性や中高年も楽しめる。クライマーが増えるのもうなずけた。問い合わせはTEL06・6306・0914。 (英) |
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