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美人の湯で名高い和歌山の「龍神温泉」より泉質・湯量ともに上回り、「療養温泉」規格にも合格という湯が、大阪・高槻市にあるという。さっそく出かけてみた。
JR高槻駅から北へ向かうと、里山が近くなったあたりで、建物屋上の看板「ゆ」の大きな字が目に飛び込んできた。「祥風苑(しょうふうえん)」だ。
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| 大きな「ゆ」の字の看板が迎えてくれる |
平日の昼前というのにお客が多い。2階へ上がる。湯は42度のアルカリ性純重曹泉で、濃度は温泉規格の2・5倍もあるという。湯に体を沈めた途端「ウワァッ、すごーい」と声が出てしまうヌルヌル感、ツルツル感。腕を撫で、顔にかけて「美人になーれ、美肌になーれ」と念じた。ジェット噴流の泡までもご利益がありそうな気になる。
体が温まったところで屋上の露天風呂へ。3段階に深くなっており、奥の方で源泉がわき出ていてほどよい熱さだ。夫婦で週に2回は来るという60代の女性は「初めはすぐに出ていた夫が、のんびり楽しむことを覚えてくれた」とゆったりと湯に浸っていた。
板囲いの隙間から下を見ると、田畑が広がっている。こんな場所でよく温泉を掘り当てたものだと感心した。祥風苑は摂津峡・花の里温泉の2号泉。近くなのに泉質が違う1号泉は、料理旅館「山水館」にある。
「2号泉を7年前に掘り当てた時の光景は忘れられない。勢いよく吹き出す湯で、田んぼ一面に白い蒸気が上がっていた」。「温泉は地球の貴重な体液」という専門家の言葉をかみしめ「浴客のために大切に使いたい」と部長の長山壽一さんはいう。
常連客は「美肌に効果的」と湯から上がっても拭き取らず、自然乾燥を待つ。屋外には飲用、浴用の温泉水の自販機も設置。「アトピーに効く」と神戸から買いに来る客もいるという。 (養)
◆メモ アルカリ性純重曹泉▽神経痛、リウマチ、慢性消化器病、慢性皮膚病などに効用▽大人800円、子ども400円(土日祝100円増)タオル持参▽年中無休、10時〜24時▽JR高槻駅から市バス「塚脇」行き終点徒歩3分、同駅北口から送迎バス(1時間1本)、駐車場100台▽TEL072・689・6700。 |