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ニューヨークヤンキースの松井秀喜選手が、シーズンオフにお忍びで、心身を癒しに訪れる温泉があると聞いた。
滋賀県湖北の木之本町。うだつのある家が続く町並みは北国街道の宿場町の面影を色濃く残している。天然石温泉・清泉閣はその古い町の中にある。JR北陸線木ノ本駅のすぐ近く、“天然石温泉”ののぼり旗がなければ見逃してしまいそうなたたずまいだ。
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| 古い町並みの中にのぼり旗が立つ |
天然石を源泉とする温泉は国内に40ヵ所あるそうだが、ここは15年ほど前に掘り当てた。浴室の説明書きに「源泉となる天然石は石英斑岩に属し、7000万年前に溶岩として噴出後、再度地下に埋没し、多様な変化を経た。水に活力を与える石、薬効ある石として認められ…」とある。これにラベンダーやローズマリーなどのハーブをブレンドした湯で、確かに肌に柔らかく、なめらかな感じで湯上がりに爽快感がある。
浴室は3つあるが、最も大きいものでも10畳程度。旅館の話では温泉の効能・効果を高める最適容量というものがあり、天井高を含め、京都大学の先生の指導を受けて設計したという。温泉の大浴場は通常、温泉効果指数20〜30程度だが、ここは100以上なのが自慢。
松井選手は星稜高校時代に合宿で来て以来、毎年一度は訪れる。最初の合宿時に考案された名物の“五銚子鍋”が大好物とか。鶏ミンチ、豚肉をベースに野菜たっぷりの鍋で、最後にラーメンで仕上げる。野菜は契約農家が栽培し、鍋用に吟味されたものばかり。地域の“健康づくりサポーター認定店”でもあり、温泉と食事を楽しみに訪れる人が多い。日帰り入浴もできるが、泊りがけの方がよさそうだ。 (二)
◆メモ 弱アルカリ性ミネラル泉▽腰痛、神経痛、肩こり、リウマチ、あせも、疲労回復などに効用▽入浴のみは平日700円、金・土・日・祝日800円。五銚子鍋6000円▽JR北陸線木ノ本駅すぐ。北陸自動車道木之本ICから数分▽TEL0749・82・2233 |