ニューシニアの必読紙「フロンティアエイジ」
フロンティアエイジ=新時代の開拓者 フロンティアエイジ
いい湯だな「近畿の温泉めぐり」INDEX  
   
 
宝船温泉(高島市安雲川) 宝船温泉への地図
 
 
琵琶湖畔の風情ある宿 縁起いい名と食事で集う客
 
   湖畔の小さな一軒宿というのにひかれて訪れた「宝船温泉・湯元ことぶき」は、家庭的な雰囲気の料理がおいしい温泉宿だった。琵琶湖の西岸、近江白浜水泳場の脇を通る湖周道路沿いの見過ごしてしまいそうなたたずまいの平屋の旅館である。

  露天風呂と内湯があり、どちらも2,3人で入るのが最適という広さ。露天風呂に浸かっていると笹の葉などが舞い落ちてきて風情がある。貸切りもできるので、夫婦や家族連れにいいかもしれない。源泉は鉄分を含み、空気に触れると酸化して赤味をおびるが、念入りに掃除などをして、緑褐色に保つよう配慮しているとか。

 40数年前に脱サラして旅館や喫茶店を経営していたが、昭和50年(1975年)に温泉を掘り当てた。「宝船」という名前はその頃、女将が琵琶湖の湖底に大黒様が鎮座している夢を見たことから決めた。最近は京阪神や名古屋などからのリピーターも多い。そのお目当てはひび、あかぎれなど皮膚病に良く“美人の湯”と銘打つ温泉もさることながら、出される料理にあるようだ。

 近江牛の陶板焼きに牛トロ寿司、鴨のワイン風味焼きや生ハム、ビワマスの燻製、イワナの刺身、山菜や小鮎の天ぷらなど10数品が並び、食前酒には湖岸に咲くハマナスの果実酒。すべて地元でとれる食材を使う手づくり料理。女将が自ら料理を運び材料や食べ方を説明してくれた。宿泊の夕食も日帰りコースの昼食も同じ料理だという。

 宿泊は最大20人まで。入浴のみも可能で、比良など湖西、湖北の山に登った後に立ち寄るのもいいが、宿泊や日帰りコースの客が優先されるので、入浴時間に制限がある。電話で確かめてから訪れたい。 (木)

 ◆メモ 泉質=ヒドロ炭酸鉄泉▽効能=皮膚病、神経痛、貧血、リウマチなど▽料金=日帰りコース(食事込み)8500円、宿泊1万5000円から(いずれも税・サ別)、入浴のみは750円▽あし=JR湖西線・近江高島駅から車で5分(宿泊、日帰りコースは送迎あり。要予約)▽宝船温泉・湯元ことぶきTEL0740・32・1293。
   宝船温泉  
     
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