ニューシニアの必読紙「フロンティアエイジ」
フロンティアエイジ=新時代の開拓者 フロンティアエイジ
いい湯だな「近畿の温泉めぐり」INDEX  
   
 
志摩石亭みたびの湯(志摩市) 十津川温泉ホテル昴への地図
 
 
絶景の夕陽に恍惚の時 地産の味覚ともてなし満喫
 
   たまには遠出をと、大阪・上本町から近鉄特急で2時間半の志摩の海をめざした。伊勢、鳥羽を過ぎたあたりから光と風景が次第にやわらかくなる。観光看板がまばらになり緑が豊かになるせいだろう。鵜方から迎えのマイクロバスに揺られ、着いたのは夕陽100選に選ばれた志摩市夕陽の浜1番地、新浜島温泉みたびの湯があるホテル志摩石亭。

 二つのトンネルに挟まれた白い砂浜と岬がある小さな海辺。その岬の7階建てホテルは89の全客室が熊野灘に面したオーシャンビュー。刻々と変わる海の表情をあきずに眺めていると「沈むのは早いですから」とせかされて露天風呂へ。飛び込むと、真っ赤な太陽が海面に朱の帯を引いて沈もうとしていた。岩風呂にポコポコ湧き出る湯玉も赤く染まり、恍惚のひとときを味わう。

 元々は会員制のリゾートホテル。トンネルの向こうの浜島漁港から運ばれてくる一本釣りのカツオ、大敷き網のサワラ、アワビやイセエビ。野菜も飯高のタケノコなど地産の味にこだわる。ホテルで働く人も地元の主婦たちが9割を占め、海辺の名所や港を従業員の案内でめぐる30分のミニツアーも毎日ある。「明るくて飾らぬ親切を心がけ、シニアの方のリピーターが増えています」と営業企画室長の森毅則さん。

 翌朝、浜島から19トンの定期船で賢島へ。途中、寄港しながらまだら模様の英虞(あご)湾を縫う40分間。世界最初の養殖真珠を生んだ海はなんとも美しかった。 (む)

  ◆メモ ナトリウム塩化物温泉。神経痛、筋肉痛、慢性消化器病、冷え性などに効用▽1泊2食1万2600円〜2万3100円(平日、2人1室、料理選択制)▽車(近畿自動車道松原ICから西名阪道へ)で約3時間。スペイン村へは鵜方、賢島からバスで15分▽ホテル志摩石亭TEL0599・53・1551。
   志摩石亭みたびの湯(志摩市)  
     
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