ニューシニアの必読紙「フロンティアエイジ」
フロンティアエイジ=新時代の開拓者 フロンティアエイジ
いい湯だな「近畿の温泉めぐり」INDEX  
   
 
湯元・宝の家(奈良・吉野) 2007年10月号 和倉温泉あえの風
 
 
秋に燃える桜葉の輝き 名物の葛料理 冬はぼたん鍋
 
   世界遺産の金峯山寺など、吉野山の名刹をめぐって日本の歴史や文学を学んだあとは、温泉でのんびりしたくなる。深山の風情を一望できる宿をさがし、吉野山温泉「湯元 宝の家」を見つけた。

 「ほうのや」と読む。ゆったりしたロビーから眺めると、大自然をまるごと庭にもつ感じ。さっそく、露天風呂「阿吽(あうん)の湯」へ飛び込む。雄大な山脈が眼前に広がり、中千本、上千本の桜が手にとるように見える。澄んだ空気に夜は星、朝は陽光がまぶしい。春に全山を彩った3万本の桜は秋、カエデとともに紅葉して錦秋の主役になる。
吉野・宝の家

 温泉(炭酸水素泉)があふれる岩組の露天風呂が、男女隣り合わせに並ぶ。肌の美容によく、スポーツでの打ち身やねんざ、お年よりの神経痛、肩こり、リウマチに効くといい、若い人たちの利用も多い。泉源は中千本の泉湯谷にあり、後醍醐天皇が入湯したのが起源。如意輪寺へ参る途中、しばしば入浴したという。

 湯上がりの夕食は会席膳。季節の食材を盛り合わせてなかなかの美味。日帰り昼食プランの「葛御膳」が人気。吉野の「葛」は良質で、京都の高級料亭からひっぱりだことか。冬場には宝鍋(キジ肉)、ぼたん鍋(猪肉)も楽しめる。

 こまめに働き気配りの届いた宿の人は「おかげさまでリピーターの方が増えています。交通は少し不便ですが、車で来られる方が多いですね」。20台収容の駐車場には、愛知、京都などのナンバーも多かった。

 秋の深まったころ、そして桜の春にまた、ひと風呂あびに来たくなった。(英)

◆メモ 泉質=鉱泉▽効能=神経痛、筋肉痛、打ち身、疲労回復など▽あし=近鉄あべの橋〜吉野、特急76分、ロープウエー3分、山上駅から徒歩15分。▽料金 フロンティアエイジで見たと告げれば、平日特別料金1万6100円(2人1室税込み)のうえラウンジでの朝のコーヒーがサービスされる。休前日1000円増。宝の家TEL0746・32・5121。
  吉野・宝の家  
     
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