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養殖真珠のふるさと英虞湾に浮かぶ賢島。そこに初の温泉が誕生して1年、海を望む露天風呂が人気と聞いて「賢島宝生苑(ほうじょうえん)」に出かけた。
広大な敷地に建つ和風リゾート旅館。長年試掘を重ね、昨年ようやく掘り当てた温泉はナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉だ。何はともあれ温泉へ。真珠筏の浮かぶ海を望む大浴場は男湯が“朝なぎの湯”、女湯は“夕なぎの湯”。前者は朝日が、後者は夕日がとりわけ美しくみえるという。
続いてお目当ての庭園露天風呂へ。真珠の輝きのような海面が、より間近に迫り開放感あふれる。湯は少し塩辛いがなめらか。浸っているとじんわり温まって肌がつるりとしてくる感じ。女性にはうれしい美肌効果が期待できるとか。二度三度と浸かる人も多い。
宿泊施設は3棟。10階建て“華陽”と6階建て“燦陽”“雅”。和室ばかり計220室で全室から英虞の海が展望できる。三層吹き抜けの和風庭園は映画「千と千尋の神隠し」に出てくる湯屋の雰囲気だ。
華陽棟の食事はすべて部屋食で、この日は伊勢海老の宝生焼き、渡りガニとウニの海鮮スープパイ包み、牛ヒレ肉の陶板焼き、鯛御飯など。量も適量でおいしく平らげた。他の2棟はレストランでの食事となり、朝食はバイキング。
「季節やお泊まりの棟によって変わりますが、料理は主に旬の海の幸を使った和食です。最近は料理よりもゆっくり温泉を楽しみたいというお客様が多いですね」と企画宣伝部主任の鈴木来美さん。近辺には志摩スペイン村、マンボウが泳ぐ志摩マリンランド、3本マストの帆船による英虞湾クルーズなど遊び所も多く、宝生苑の宿泊客には割引特典もある。 (木)
◆メモ 効能=神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復など▽フロンティアエイジで見たと告げて予約すれば、3月19日(12月28〜1月7日除く)まで通常1泊2食1万6000円が特典付き価格1万2800円(税サ込み、休前日3000円増)に
▽近鉄賢島から徒歩約8分、送迎あり。TEL0599・43・3111。 |