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| 美(ちゅ)ら国 沖縄 (上) |
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沖縄県への観光客が昨年、初めて年間500万人を超えた。豊富な観光資源とともに、県が10年前に宣言した「世界長寿地域」のイメージが大きい。琉球大学の平良一彦教授は「健康・元気のイメージこそ沖縄の大事な資産」として、長生きするだけではなく、明るく、いきいきと暮らす「福寿の島」づくりを提唱。県と全市町村で官民一体の「健康づくり」が進んでいる。

佐敷町の薬草園 |
実はその「長寿」が揺れている。厚生労働省が国勢調査に基いて5年ごとに公表する「都道府県別生命表」で00年、女性は平均寿命86・01歳で75年から6回続けて全国一を維持したものの、男性は77・64歳で26位。80年と85年は全国一、90年5位、95年4位ときて、一気に下がった。30〜50代の働き盛りに心臓病、高血圧症、糖尿病など、いわゆる生活習慣病による死亡や自殺が他府県に比べて多いことが要因になった。95年から00年にかけての平均寿命の延びも女性が全国46位、男性は47位と低迷した。
沖縄本島南部の佐敷町は「健康さしき21」プランを作成。男女とも35%を超えている肥満率を25%に減らすなどの数値目標を掲げ、中でも「生活習慣病予防教室」に力を注いでいる。59歳までの現役世代を対象に毎週1回、3ヵ月間(計13回)続く学習会で、食生活を中心に生活習慣を見直し、健康管理能力を養ってもらう狙い。04年は4回催して計80人が参加。最も多い人は3ヵ月で10キロ以上も減量し、ほとんどの人が中性脂肪やコレステロールの数値を下げた。
人口1万1千余の同町は、95年度から3年連続で1人あたり老人医療費が年110万円を超えて町財政を圧迫。こ

大宣味村の「長寿日本一」の碑 |
れまでも栄養講習などを開いてきたが効果は薄く、今回は「参加者が自分でやる」を中心に据えた。町健康課の高江洲順達課長(52)は「知識は得られても実践が難しいという反省があった。教室参加者に地域のリーダーになってもらい、住民参加型の健康管理体制を築きたい」という。
本島北部の大宜味村は93年に「長寿日本一之村」を宣言している。人口約3500の29・6%が65歳以上で、高齢化率は県や国を大幅に上回り、100歳を超える人も10人(女性9人)いる。
大宜味村健康21計画のひとつ「高齢者の生きがいと健康づくり」では、高齢者を対象に健康チェックと健康体操、趣味講座などを組み合わせた学習会を開き、延べ350人が参加。17の全行政区に3〜6人の介護ボランティアが誕生した。村福祉課は「みんなでやる意識を広げ、住民同士が助け合う形をとっていきたい」という。
佐敷町にある薬草会社の下地清吉社長(60)は農家と契約した33ヘクタールの畑で30種もの薬草を栽培し、薬草茶や粉末で全国的に販売、直営レストランの料理にも用いている。「子どものころ、祖父母は草で、けがや病気の手当てをしてくれた。野草は大事な食材でもあった。自然を生かす知恵が忘れられている」という。県はヘチマやシマニンジンなど沖縄在来の野菜栽培を薦め、佐敷町は薬草の栽培奨励地に指定されている。
(金澤 清弘) |
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| 沖縄を2週間で究める |
2005年6月に実施 琉球大学に短期留学 |
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国立大学法人・琉球大学(沖縄県西原町千原)で6〜7月に実施される2週間の「シニア短期留学」に参加してみませんか。期間中は那覇市内のホテルに滞在し、月〜金曜の午前中3時間は大学の専門講義(@健康長寿の科学A琉球の歴史=計30時間)を受講し、午後は多彩なプログラムによる現地体験実習。沖縄の歴史と文化をじっくり学び、新
しい仲間と出会える場にもなるはずです。定員30人(50歳以上)。企画=フロンティアエイジ。申し込み・問い合わせ=旅行主催のJTBグローバルクラブ西日本(TEL:06−6342−6500)。
◆日程 2005年6月19日(日)〜7月2日(土)の2週間▽19日午後、開講式▽25日(土)、26日(日)は自由研究▽7月1日午後、修了式
◆現地体験学習=1)世界遺産のグスクや戦跡訪問2)芸能(三線、沖縄舞踊など)、工芸(陶芸など)体験3)琉球大学観光科学科の講義聴講C放送大学沖縄学習センターの利用
◆参加費 23万9000円(税別)。現地集合・現地解散の形をとりますが、往復便(費用別途)のご相談にも応じます。 |
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